「わしの倅です・。 この度は・。」
少しボケの入った彼のお父さんは、日焼けの染み着いた老人にさえ見えましたが、まだ還暦前後のはずですが、。
「ほら、あんたも立って!・。」
お母さんに促されて立ち上がって、。
「一つ何卒、滞り無く・。」
二人して、私達夫婦は、最敬礼されてしまいました。
返す様に慌て立っていました。
まだ、中学生くらいの彼の妹さんは、神事が少し怖い事に思っているようです。
「兄を宜しくお願いします。」 彼女なりの精一杯の言葉なのでしょう。
「御言葉に甘えさせて頂き、お清めを、お受けさせて頂きます、。 本日は、誠に有り難う御座いました。 それでは、春の良き日に・。」
彼の〆の言葉が響きました。
春を待ち遠しく感じる彼が、健気に思えました。
もっとも、その頃には、妻と交わることになるのですが・・。
妻も、まさか自分があやしていた赤子の、筆下ろしをするとは思っていなかったでしょう。
なんとも、淫靡な廻り合わせです。
一方、私も、妻の神事相手の顔を見ることで、今までおぼろげだったものが、妙に現実味を持って迫ってくるようになっていました。
あの青年の男根を妻の女性器が受け入れる・・。
そんなことが、ある程度想像できるようになっていました。
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