結局、2時間超掛かってしまった。
神社に滑り込んだ・。
車を捨てる・。
「あ~!もぅ~!矢場的ぇよなぁ~!!」
強がり半分・諦め半分・。
シーン、閑散とする神社・。
神殿?か・それとも・・。
「理恵っ!」
「!誰じゃ?」
初老の男性が独り、神殿から・。
「かなたは!?」
「誰でも良かろう・。」
「理恵は!? あ~ そのぉ~ 後家雌の明者は?
「ごけめ??」
「私はぁ、仕切り親の代理で、後家雌の旦那の・!」
慣れない氏言葉を列べて、必死に妻の居所事を聞く・。
「心配せんでえぇ! もう、直に終わる・・。」
「居るんですか!・」
「騒がしいのぉ~?・」
「中ですか?・」
「おぬし?・」
「居ますね!!」
「何を、そんなに急いでおる?・」
「何を・。って、理恵が!!」
「!良かろう!・。 心して、未来を懸ける若者の姿を見ておれ!。」
「うう」
妻を待つか、見届けるか、託され思わず、広間で唸った・。
「うわっぁ!」
ギィーッ、軋む神殿の間に、鬼の能面をかむった裸の、優れた体格をした青年が居る。
ドン、初老の男性の方を向いた・。
「陽者になりました。」
何やら報告している青年・。
男性は頼もし気に、青年を見上げて、裸の躯の中心に存在する、立派な男根が形成する男性器を見据えている。
見据える男性器は、自身の射精した白い精液と、ほんの今まで交じっていたと思われる、女性の透明な愛液が混じった雫を滴らせていた・。
「節句が祝えるのぉ~!・。」
安堵した男性の言葉が示したものは・。
「ああ~!」
福の能面をかむった、白巫衣を羽織った女が、赤い布団の上で、裸の脚を開いて、仰向けで大の字になっている。
開けた股は濡れている・。
間から白い液体が・・。
足元の籠には、スマホが、畳んだカジュアルな服の上に載っていた。
遅かった・・・。
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