端午の節句の前日。
カジュアルな装いで外出する妻・。
一泊にしては、荷物が少な過ぎる・。
「実家に全部有るからイイのよ・。 それに・・。」
「それに?」
「衣装が、あるの・。」
「衣装?」
「そう・。」
「ちゃんと宿題やるのよ!」
「分かってるよ・。」
「煩いなぁ・。」
「あ~ぁ、行っちゃった・。」
母親の前では強がっていた兄妹も、いなくなると元気が無くなった。
母親が後家雌で、契床を憂くも、不変な振る舞に、気付いていたか・?
自分たちが孕んだ行為を、違うDNAに神事とす異変を感じていたか・?
前泊は見透いた嘘か・?
紛れる様に焼き肉パーティーをする。
ワイワイしたものの、盛り上がりに欠けて、食べ終えれば、静かに片付けが残り・・。
夕暮れになった・。
妻が神社に行く時間が気になった。
晩御飯は残り物で・・。
明日は早く家を出て、(妻の田舎の神社の)子ども神輿に参加するから・。
理由を付けて、納得させて、子ども達を部屋へ、、寝かせる様に・。
日が落ちた・。
19時30分・。
氏子衆に囲まれている・?か・?
私には或る思いが有った・。
契床を確かめよう・!・。
静かに家を出て、車を飛ばした・。
妻の田舎に・。
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