妻の実家の漁村の神社には、成人を迎えた陽者衆達の、男根の摸莖が奉納されているのを、最近になって知ら示された。
最大莖勃起させたと思われる、何れもその処の型取った容姿をそのまま再現している。
女体や男根信仰では無いが中薬師には、敷れる赤布の上に並んで居る面を、よく見ると型取られた男根が起源なのが理解出来る。
漁船やドッグでの要具を型造る職人が、張型から男根を鋳物状に模すらしい。
其所には今回成人した、凌と言う青年の摸莖も奉師されたのだろうか・。
二十歳の時の自身に、神社の中薬師で何時も対面するのは、恥ずかしいかもしれない。
「ぅふふ、此れ見てぇな・。」
神妙な笑みを浮かべ、妻が語り掛けて来た。 手にしている物こそ、その今奉師されている筈の男根の摸莖だった。
何故、妻がそんな物を・。
ちょっと整理してみた。
その昔、契床をする後家雌には、後家さんに維託して巫する事だった。 明者は後見人として2回、陽者との公に身体の繋がりを担保された。
その後、普通の後家さんに戻った、癒しの道具として、奉師する摸莖と対の物が贈られる様になったのではないのか・。
如何せん、最大限勃起させた時の彼の摸莖だ・。
バッグに入れても、口を閉じられず、薬局の大型のレジ袋で持ち帰って来た。
「触ったらダメだからね・。」
「触らないよ・。」
(そんなモノ・。)と言い掛けたが、実際は手にして、彼の実物大の大きさを確かめて見たかった。
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