白い情熱の篭った、精子を含んだ液体を吹き出した、凌と言う童貞だった青年。 その出塊に触れていた妻の指が、彼を陽者に導いたのを確かめていた・。
「たまりませんわ・。」
仲介者役の一人として、冷静を任たなければならない氏長の奥様が、我を忘れて呟いてしまった。
「理恵ちゃん、気持ち良かった・。」
男根の竿中に残る情熱の証も、一泡を無駄にする事無く、妻の口唇へと搾滴した彼。 一切の邪念を残さず断ち切って、総ての汚醜物は、妻の口唇によって寧拭され、奉品は浄められた。
彼が、妻の躰に残した欲望と絆の証は、左乳房の朱身と、固くなった乳首、逆立つ陰毛でしか解らなくなった。
彼が眺めていた、妻の左手の薬指には、妻も私も普段寝室の棚に仕舞ったままで、仕事に支障を来す為、結婚指輪は嵌められてはいない。 もし何かしら嵌めていたとしたら、外されて、妻の掌に握り締めさせたのでしょうか・。
はたまた、氏長の奥様に手渡して、妻へ明者の欲続をアピールしたのでしょうか・。
カジュアルな薄黄シャツ、薄ピンクのカーディガン。 青いジーパンとパンプスが籠の中に収められている。
それならベージュ系の下着なのだが、陰陽の儀の為か白いブラとパンティが、中に隠す様に、ヒラリと肩が垂れている。 ネックレスとイヤリングが、ベルトと重なって、何かしら奏でそうにスマホの上で踊っている。
狼の彼の前に差し出された妻は、白い美しい獲物の兎ではなく、甘蜜を提供する女王蜂なのか・。
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