凌と言う青年の両親には、騒動の前(顔合せ)の時に、「儀式とは言え、大切な奥様をお借りします。」と、気遣いされて居たのに、その後は全く沙汰が無い。
遺憾の意なら、菓子折りの一つでも届きそうなのに・。 それでも妻の実家には、何かしら粗品が送られているのかも知れないが、関わるのも面倒くさい。
思う処、神儀的な業は、もう終わったと捉えている。 今は付加価値のものに過ぎないと考察する。
彼には、中学生くらいの妹さんが居たが、この儀式について、兄(彼)の童貞喪失で、その相手が妻だというのを、理解只始めたのだろうか? 私の娘が彼女の立場だとしたら、何かを気付き始めたとしても、必死で〔行事〕として隠し通すに違いない・。
娘に、(この年、妻が二度、彼と性交を持った)など、理解力が付いた時に、悟られるのもご免だ。
息子はどうだろう?
大好きな母親が、自分と幾端も違わない(彼と肉体関係を持った)と何れか知ったら、激昂するかも知れない。 幾年、私が仕舞い込しかないのが滅入りそうだ。
「うっ、う・。」
喉の奥に何かを詰まらせながら咽ぶ妻。 興奮して紅潮した頬に、悦びの涙を浮かべる。
すっかり綺麗になった彼の男根の汚れを、胃へとその奥へと長し込もうとする姿に、彼の掃除済の非童貞の証は、また勃起時の大きさに戻ろうとしていた。
ゆっくりと口唇から抜くと、子どもをあやして寝かす様に落ち着かせている。 包み込む様にしていた掌を、手を引いて戻しました。
試し切りした後の天下の宝刀を、何事も無かった様に元の莢に納めました。
「ぁ~ぅ・。 完璧な介添ね・。」
氏長の奥様が、完府なまでの妻の仕事に、口が空いたままになる程に驚嘆しています。
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