「早く寝なさい!」
「え~! 寝られないよ。」 子ども達を子ども部屋に追い込む母親。
田舎の海苔と佃煮で、早々に夕食を済ます。
「sexしていいのよ…」
帰宅した妻。 夕方6時。
わりと早い時間に帰って来た。
「ママ、お土産は?」 早速、息子が飛び付いた。 そうでなきゃ、祝日中、留守番していた意味が無い。
アニメに夢中で、ママの帰宅はどうでもよい状態の娘。 一日半ほったらかしなので、仕方ない、。
各々、ちゃんとした包みに入ったお土産。 この、きちんとしたお土産は、恐らく凌が用意した物の様な気がした。
妻の躰だけでは物足らず、子ども達の心まで掴もうと云うか、。
「あ~あ、疲れちゃった。」
「ママ、疲れちゃったの?」 喜んでお土産を手にした息子が、顔は元気なのに、「疲れた」と言う母親の言葉に気を配っていた。
「 ! ママ ? 何かしたの?」 「疲れた」と言う母親の言葉に、娘も反応した。
同性の勘なのか、母親が「疲れた」と言うのを、躰が疲れただけなのを、自ずと見透かしている。 更に、自分たちに向けて、疲れているのを演じなければならない理由の原因を、まるで探ろうかとするかの様だ。
「え~!? お土産、選んでただけだよ。」
「ママのセンスじゃ、無いみたい、。」
「 ! お、お叔母さんが居たのよ、。」
「なぁ~んだ~。 やっぱり、そぅ~かぁ~!」
追及を交わそうとする妻に、どや顔をして手を緩めた娘に、母親と同性の誼を感じた。
「パパと仲直りしたら、。」 (今夜はチュチュしなさい!)そう言われている様だ。
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