妻の通っていた、女子高校の教訓として、〔良妻賢母〕を説く方針が在ったらしい。
男女共学では難しい、特に、お嬢様学校と云う訳けでは無いのだが、良き漁業関連地区で働く夫の妻として、賢い母親として、家を守る教えをしていた。
良好な家庭を軸に据えて、夫婦のsexについても、一般教養と同じ物として、お互いを尊重し合う、献身的で対等なものとして扱っていた。
長期に漁に出る、夫との子作りの事や、夫の性処理、妻の捌け口の話しも、普通になされていた。
/夢中回帰/
「お似合いだよ!」
そんな罵声も、いざ餅投げが始まってしまえば、誰も我が心此に在らずな訳けで、歓声に包まれて、氏子衆も、腰の曲がった昔の後家雌さんですら真剣で、お祭りらしい和やかな雰囲気に包まれた。
私だけは、妻の一挙手一投足を眺めていて、頭の上や、足元に落ちたお餅ですら、反応が遅れ、見事に子ども達に完敗する結果となっていた。
妻と(凌)のかむっていた鬼と福の能面も、羽織っていた、白巫衣と白装束も、腰に形だけ巻いていた、赤モンペ白褌も、幟や旗が下ろされる頃には、御焚き上げされ、妻と(凌)の契床に証拠は何も無くなってしまう。
妻の話しとして、三度膣に、二度口唇に、一度顔に、と言う、根拠すら消えてしまう。
覗き人の証人は、沢山いる筈なのに・。
「あなたは、あたしの他に一人、女性と経験が有って、あたしも、あなたの他に一人、男性と経験したのだから、平等になったんじゃない?・」
もし、妻にそう言われて、開き直られたら・。
「独身のうちに、やっとけ!」
夜遊びなら、そう言えたが・。
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