「凌ちゃん、・何ぃ、じ~と見てるの!・?」
「あっ、・理恵姉ちゃん・む、昔から・綺麗・だなぁ、って!」
「・・嫌ゃ、暗くして、・・恥ずかしいから・。」
そう頼んだ妻だが、周りが暗くなると、神殿の間の構造の或る事に気付いた。
小さな光が、布団の場所に集中しているのだ。
そう、、絡んだ二人の場所を然り気無く照らしている。
能や、雅楽の演じられる事から、意図したものでは無のだが、能面をかむった二人は、台詞を詠んで耀きを増している。
緞帳と簾幕で、客席代わりの広間とは間仕切されているが、上がれば即席の舞台が出来上る。
幕間に潜んでいる訳けでも無いが、そうで無くても、何処に覗き人がいても、不思議ではない造りです。
ちょっとした回り舞台や、糶上がりも備えているのだから、360度上下覗かれる舞台となって、繋がった渡りで自由に行き来いる。
「(暗くすると、)理恵姉ちゃんの(躰が)見れなくちゃうよ!」
凌と言う青年は訴えました。
「本当に、〔綺麗〕と思ってるの?」
「当たり前だよ・。」
こんな具合です。
彼には、氏子衆に覗かれている事が・。
暗黙に・。
(見られている・?)
妻は何度も疑い、一方で躰を重ねる誘惑に負けて・。
(見えて無い・。)
言い聞かせて・。
「ここも、綺麗・・。」
筋の一本一本まで、光の行き届いた女性器も、お尻の穴まで確り見られて・。
スポットライトを浴びて、二人は又結び付こうとしています。
※元投稿はこちら >>