俯く妻・・・夫としては、さすがにこのシチュエーションでは、明らかに男に抱かれてきたであろう妻を問いただ差ないわけにはいかなかった。
そして、ほんの1時間程前まで、元彼に抱かれて精液を注ぎ込まれたことを白状した妻。
元彼の肉棒の味を忘れられないと告白した妻。
恥辱と自虐・・・ニヤッと笑うしかなかった。
やがて妻は元彼の子を孕んだ。
元彼には妻子がいたが、元彼は妻子を捨てて妻を選んだ。
二人合わせて700万円の慰謝料、そして、僅か3年だが蓄えた夫婦の財産を放棄して、身一つで家を出た妻。
10年目、俺31歳、妻27歳の時の出来事・・・
俺は、離婚後1年の時に26歳の女性とお見合いした。
別れた元妻より美人ではないが、どこか朴訥とした雰囲気に癒された。
「お見合いって、結婚前提ですよね。俺、バツイチなのに、初婚の女性とお見合いするのは気が引けますよ。」
「何言ってんですか。私みたいな男に騙されるような田舎女と、お見合いしてもらえるだけでもうれしいです。」
ちょっと訛ったイントネーションが可愛かった。
結婚を餌に純潔と貯金を奪われた過去を持つ彼女とは、交際半年で再婚した。
「私、処女ではないけど、10回くらいしかしたこと無いから・・・」
恥ずかしそうに見せた女体は、いかにも田舎くさいムチムチボディだった。
確かに、非処女にしてはやたら綺麗なピンクの肉ビラだった。
挿入しても痛がらないが、肉棒だけではあまり感じなかったから、まだ未開発な肉穴と感じた。
再婚して8年過ぎて、7歳と4歳の子供も生まれて、ほのぼのとした幸せな家庭を築いていた。
そんな平穏な日々の先日、テレビで夫を包丁で刺して重傷を負わせた女が逮捕されたニュースを何気に見た。
現行犯で逮捕された女の顔が移った時、固まった。
元妻・・・あいつ、なんてバカなこと・・・略奪までして手に入れた幸せを・・・と思ってハッとした。
略奪だけじゃない、俺に対する裏切りもあった・・・もしかしたら、元妻が寝取られて興奮していたバカな俺のせいで、それに気づいた元妻が本気の不倫に走った結果招いた事件なのではないかと、何となく考えたら、元妻が哀れに感じて、心が痛んだ。
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