もうそそろ店を出るの。 そんな連絡が来ました。 店を出た後どうすすのか?
私は、不安な気持ちにしかなりませんでした。 そして、ようやく嫁から電話が
掛かって来ました。 私が電話に出ると、嫁の声はロレツが回っていませんでした。
今日も酔っぱらってま~す。 今、どこに居ると思う? まるで私を、からかう様な
感じでした。 どこでもいいから戻っておいで。私には、その言葉しか出て来ませんでした。
すると、電話を切られました。 それから30分ほど経っていたでしょうか。
嫁からラインで写真が送られてきました。 その写真は、昨日とは意味が違い
嫁自らが私に向けて送って来た、露出された写真でした。
写真は、まとめて5枚程ありました。 その写真の中で、思い当たる場所が一緒に写っていました。
その場所は、なんとマンション敷地内にある廃品倉庫の側でした。
もしかと思い、ベランダに出てマンション裏の隅にある廃品倉庫の方を見ると
人影が見えました。 少しは安心しました。 寒い中、私はベランダに出て、手すりの隙間から見える
嫁らしき人影を見ながら嫁に返事を返しました。 もう十分だから戻っておいで。
すると、人影が動きました。 倉庫の裏に身を隠しました。 どんな写真が見たい?
嫁からは、そんな返事が返ってきました。 改めて、今どこに居るのかと聞きました。
すると、今はね夜の公園。 一人なのか? 違うよ。 誰かと一緒なのか? 一緒だよ。
初めて、会話になりました。 あの倉庫の裏に隠れたのが嫁ならと思い嫁の話に少し付き合う事にしました。
連れに行くからどこの公園だい? 内緒。 一緒にいる人は男?女? 男性。
その返事が来て直ぐに倉庫の裏が一瞬ですがピッカと光りました。
そして、また写真が送られて来ました。 ブラを捲り上げ完全に露出した嫁の上半身の写真でした。
すると、急に嫁から、ごめんね。と言う連絡が入り。今日は、おやすみなさい。という連絡も。
その後、数回私からも連絡をしましたが、既読にもなりませんでした。
幾ら何でもこの寒い夜に放置はできません。 私は、部屋を出て嫁が居るであろう廃品倉庫の裏を覗きました。
そこには、私に最後に送ってきた写真のままの姿で、しゃがみ込み寝てしまっている嫁が居ました。
深夜といってもどのタイミングで人に会うかも知れないので、コートでは身を隠し家まで運びました。
抱えた嫁からは酒の匂いがかなりしていました。 ソファーに腰を降ろさせると、寝言なのか何かつぶやいて
いました。 嫁の手に持っていた携帯をポケットにしまったのを思い出し、取り出しました。
そこで、私は嫁の事を一日心配し、自分のしたことを悔いていた気持ちが
吹き飛びました。
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