そして、暫くして健二君の自宅で食事会を行いました。
嫁には、少し前にお客さんと久しぶりに街で遭遇し、飲んでいる
内に親しくなり今度一緒に食事をしようと約束したと伝えています。
新しいお客さんも紹介してくれるみただから、よろしく。と、念押し。
当日、嫁と一緒に健二君宅を訪問しました。 初めは嫁も緊張していましたが
時間とお酒が進むうちにすっかり薫さんとも仲良く話をしていました。
その日を切っ掛けに、嫁と薫さんは二人で食事に出かける中になっていました。
初めて嫁と訪問した時は、流石に薫さんも普通の装いでした。
私と健二君も定期的に仕事終わりに会って飲んで帰る付き合いとなりました。
もう忘年会やらクリスマスのシーズンになっていました。
その日は、私も嫁も会社の忘年会で別々の行動でした。 二次会の最中に
健二君からラインが入りました。 今夜、街に出てますか?
時間あれば少し後で合流しませんか?でした。 日付は変わっていましたが
結局、健二君と合流しました。 お互い、お疲れ様の乾杯をしました。
そろそろ、帰路に着こうかと店を出ると健二君が一言。 今日、真由美さんも
街に出てました? ああ、嫁も会社の忘年会で出てたけど。
すると、少し間が開き健二君が、そうですか。 真由美さんらしき女性だなと思った
のですが間違いじゃなかったです。 健二君の話し方が気になり、どうかした?と、
訊ねました。 男性二人と真由美さん一人が街を歩いていたもので…。
それで? そのまま飲み屋のビルに入って行きました。 会社の同僚か上司の接待かもな。
健二君の話を私は簡単に終わらせる返事をしました。 すると、話には続きがありました。
先輩…実はその後もまた真由美さんを見かけまして…。 見かけたって、どこで?
もう少しで先輩と合流する時間だと思いコンビニで本を読んで時間つぶしをしている時です。
向かいのビルから真由美さんと一緒に入って行った男性二人が出て来ました。
真由美さんかなりフラフラでした。 一人の男性に脇を抱えられ歩いてまして…。
先輩と合流する数分前です。 あれからだと、もう一時間は経ってます。
私は、飲んでいる時にもう少し早く話してくれよと心の中で呟きました。
普段から私自身、嫁の行動やプライベートに関心を持ていなかったと思います。
感心を持っていなかった事もありますが、そんな嫁を想像したことが有りませんでした。
健二君の提案で、真由美さんに連絡してみた方が…。という話となりまずは
ラインを送りました。 少し待っていると、嫁から返事が来ました。
私は、ホッとしました。 嫁からは、カラオケボックスに来ています。
もうすぐ、解散です。 簡単な返事でした。 本当にカラオケなのか?
健二君の奥さま薫さんにも協力をしてもらいました。 軽く事情を説明し
嫁が、どこに居るのか連絡を取ってもらいました。
すると、薫さんから返ってきた内容は、○○カラオケに居るらしいとの事でした。
健二君も連れ、急いで薫さんからもらった情報のカラオケ店に向かいました。
健二君が店の中を確認してくれることになりました。 暫くすると店から健二君が
出て来ました。 真由美さん。本当に居ました。 ただ、その…。一瞬話を止めました。
その…って何? 真由美さん結構大胆な格好に…。 どんな格好に?
男性二人に挟まれて座っていましたが、寝て居るのか起きているのか少し分かりませんが
このままだとよろしくない状況かと思います。 そんな説明を聞いてどうするか悩んで
いた時でした。 男性二人に支えられて嫁が店から出てきました。
私は、これ以上嫁の失態を健二君に知られたくなかったので、健二君にはお礼を言って
後は一人で対応するからと、帰ってもらいました。
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