遅い時間だとは分かっていましたが、私は健二君に
連絡をいれました。 今夜はお世話になったのに、こんな時間
申し訳ないけど、電話しても大丈夫? すると、健二君から
大丈夫ですよ。 返事が来ました。 急いで健二君に電話を掛けました。
今日は、本当にありがとう。 薫さんにもよろしく伝えてくれる。
そして私は、健二君と薫さんにお願いをしました。
今日の出来事は、嫁に言わないで欲しいと。
2人も了承してくれました。 そして、二人がなぜあそこに現れたのかも
その時、教えてくれました。 健二君と別れた後、薫さんから連絡が
あったらしく、心配だから迎えに行っているとの事だったようです。
迎えに来た薫さんの車に乗り、別れ際に先輩が向かっていた方向へ車を
走らせたとの事。 すると、後をつける私と嫁を発見したらしい。
直ぐに、嫁を連れ戻す事を考えて、今回の流れになったらしい。
健二君が、薫さんと電話を替わりましたにでました。 あのままだったら
ヤバかったと思うよ。 でした。 どうヤバかったのかは言われるまでもなく
十分理解出来ました。 そんな話を済ませ電話を切りました。
リビングに置いた嫁のバックの中から、ラインの受信音は聞こえました。
未だかって嫁の携帯を盗み見した事は有りませんでしたが、気付けばバックから
嫁の携帯を取り出し、手に持っていました。 ラインの相手は、薫さんでした。
完全に開けると既読となるので、見える文面だけを読みました。
大丈夫? ご主人が心配するから程ほどにね。……でした。
今日の事は、嫁に言わないでというお願いに薫さんなりの配慮だと感じました。
但し、そこまでは良かったのですが、初めて嫁の携帯を盗み見てしまっている私の
目に、別のラインでの会話の事が急に気になってしまいました。
ラインのあて名は、見る限り女性の名前らしき物ばかりでしたが、
画面をスクロールしていくと、その中にあて名が、雄ライオンとなっている人物が…。
既に全て既読となっていたので、そこをタップすると嫁と相手との会話の内容が
確認できました。 最終の日付は、昨日の夜10時頃だったと思います。
今日は、これから初めて冒険してきま~す。でした。
それまでの、やり取りは、そちらも忘年会なんだ…。とか
とうとう、悪女になるの?とか。意味深な会話でした。
嫁も、それに答える様に。 まだ分からないけど、ドキドキするね。
その時は、アドバイス宜しくね。など、読むからにエロトークでした。
更に驚きました。 過去の会話をさかのぼって確認しだして直ぐでした。
写真が添付されていました。 その写真は、嫁の下着姿を鏡越しに撮った
写真でした。 今夜は、この下着で勝負と書かれていました。
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