2人の話し声が小さくなりました。 そして、ガサガサという音が。
友人の姿がみえました。 友人は、私の所まで戻ってきました。
「どうだ。このままだとやばいぞ。 俺は、これ以上一緒に直接会話を
聞くのがよくないと思う。 だから、お前一人で会話を聞いてこいよ。」
私は意を決して、友人言う通り、自分の耳で直接会話を聞く事にしました。
友人から場所の状況を確認し二人の居る場所に向かいました。
もし、状況がおかしくなったら連絡をする。 その時は、友人から嫁に
電話を鳴らしてもらうようにお願いした。 側まで行くとプレハブが確かに
有りました。 電話越しで聞くよりも鮮明に二人の会話が聞き取れました。
隙間からも確かに二人が渇すかに見えました。 そして、彼と入れ替わり
私だけが二人の会話を聞く事にしたのが正解となりました。
友人には聞かせたくない事が起こりました。
「それでだけど、テストしようか?」
「テスト? どんな?」
「どこまでなら由香ちゃんは大丈夫なのか。」
「どこまでなら大丈夫って…。」
「ダメなら、ダメって言ってくれよ。」
「分かりましたけど、今日の伊藤さん少し変…」
男の名前は友人からも聞いていました。
「変かな~。」
「変というか、大胆かな。」
「じゃー行くよ。 これはどう?」
男は、ゆっくりとした口調喋りました。
「別に大丈夫ですよ。 びっくりした。 何をされるのかと思った。」
「まだ、終わりじゃないから。」
「まだ続くの?」
「そうだよ。 これはどう?」
また、ゆっくりした口調で男は嫁に喋り掛けました。
「ギリギリかな。 これ以上、ボタン外したら下着見えちゃう。」
男は、嫁に何をしているのかがようやく分かりました。
「じゃー。ダメなら、途中でストップ掛けてもいいから。」
「ス……ト……」嫁の言葉は、そこまででした。
「全然、大丈夫じゃないか。」
「ゆっくり動かすから、ダメなら声をかけてよ。」
次は、何をしようとしているのか? それは、直ぐに分かりました。
嫁も声が小さくなっていました。 少し震えている様にも感じました。
「ス………ト…ッ…」言葉にも間隔がありました。
「3つ目のボタンを外すのは無理だなって思ってたけど、3つ目も大丈夫
だったからチャレンジしてみたけど、ほらどう? 大丈夫?」
「大丈夫じゃないと思う。」
「それなら、声をかけてよ。 ダメって言ってくれて言っただろ。」
「そうだけど……。 」
※元投稿はこちら >>