夜、晩酌中。
機会を伺いますが、そんなタイミングはそうそう訪れません。
ナツミが先に一番奥の端っこのベットで就寝。
俺もこのタイミングを逃さず、ナツミの横のベットを確保、寝たフリ。
ヒロも俺の横のベットを確保。
最後に残された秋子は一番手前端っこのベット位置。
ベットとベットの間は狭く、容易に移動が可能。
ほぼ隙間はありません。
しばらくしてヒロに動きがありました。
寝たフリをしながらそっと様子を伺います。
モソモソと端っこ二人に動きはありましたが、分からず。
しかしヤってる感じは無かったので、失敗だと判断。
俺も眠りにつきました。
翌日。
色々と趣味の合う俺とナツミ。
某聖地へ4人で移動。
退屈そうな秋子。ヒロも興味は無いようです。
「先に帰るわ」
ヒロは秋子を連れ出そうとします。
秋子は退屈ながらも「ここに残る」と言い張りましたが、押し切られ別行動。
ナツミと二人取り残される。
ナツミ「昨日の夜、あの二人何してたの?モソモソしてたけど?」
俺「・・・え?起きてたの?」
ナツミ「そりゃーね。私だって興味はあるよ?」
意外な一言。
全く興味無しかと思ってた。
ヒロからの報告。
「強引に手を繋いでデート中。」
「このままホテル戻って昨日の続きするよ」
(昨日の続き・・・?)
ヒロへの返信。
「順調なようで。ところで昨日の続きとは?昨日の夜は何があったんですか?」
ヒロからの報告。
「布団の隙間から秋子さんにちょっかい出してた(笑)」
「最初は逃げられてたけど、足絡ませたり、身体触ったり」
「慌てて旦那さん(俺)の様子伺ったりして、我に返ったり」
なかなかに慌ただしい夜だったようです。
数時間後、ヒロからメッセージ。
「最終確認だけど、今から襲うよ?」
俺は「OK、でも本当に嫌がってたら止めてあげてくださいね」と回答。
しばらくして秋子からメッセージ。
「最初からこれが目的だったの・・・?」
ほぼ同時にヒロからもメッセージ。
「すいません、ネタバレしました」
俺は電話をかけ事情を説明。
あっという間に電話を切られました。
離婚を覚悟した瞬間です。
秋子の様子に怒りは全く無く、今までにないくらい冷静な口調で淡々と。
恐ろしくてホテルに戻る勇気もありませんでした。
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