私は妻に気付かれない様に一旦外に出ました。 私は、直ぐに
家の裏に回り込みました。誰も居ません。 そして私が取った行動は
曽我さんに電話をすることでした。「夜分すみません。今日ですが帰れなくて
嫁に連絡をしているのですが、連絡が着かなくて。」「ここから見ると部屋の
明かりは点いているけど…」 「そうですかありがとうございます。」
曽我さんと電話を切り、納屋の方から庭に出ようとした時でした。
人影を感じました。 曽我さんでした。 家の裏に入って行きました。
私は、反対の通路口へ回りそこから裏の通路を覗き込みました。
すると、部屋から漏れる明かりにハッキリと曽我さんの顔が照らされ確認
できました。 窓に顔を近づけていました。 するとビックリする行動を
曽我さんはとりました。 明らかに指で小さく窓のガラスをコツコツと叩いて
います。 何をしているのか? そんな事をすれば
妻にバレテしまうだろ。 それでも曽我さんは辞めません。
暫くすると、部屋から漏れる明かりが一瞬より明るく外を照らしました。
外へ漏れる明かりも細い光線状だったはずが、少し太くなっていました。
カーテンの隙間が広くなったとしか考えられませんでした。
妻自らカーテンを調整したとしか考えられません。
私は、一旦その現場を離れ大通りまで出ると、路地の方を確認しながら妻に
電話を掛けました。
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