私は、休日中の俺も込めて上司に挨拶をしました。 しかし、上司はその日の事を
知ってか知らづか普通に話をしていました。「転勤されるのですね…」
「実話、休み前には内示も出ていて分かっていたんだが言えなくてね…」でした。
そんな簡単な会話で終わりましたが、上司の本心が直ぐに分かりました。
送別会の日でした。 2次会もお開きになり解散する連中と3次会に向かう連中に別れました。
私は、上司から最後に話もあるからと誘われました。 3次会も早く終わりました。
最後は上司と二人で飲み直しとなりました。 今までに行った事も無いような店に行きました。
店内は落ち着いた感じで、男性のバーテンダーも居る店でした。 今までお世話になった話などを
していましたが、急に上司からあの日の事について話を出されました。更に、上司の本心も聞かされました。
簡潔に説明すると、上司と奥様二人が考えた事でした。 すなわち上司には寝取らせ癖が有るという事でした。
真実を上司の口から聞き動揺しました。 「実話、嫁にさー俺の気持ちを伝えて来たんだが初めて承諾
してくれたのが君だったんだ。 君には申し訳ないことをしたな。」 当然のカミングアウトでした。
けど私も何故か責められない気持ちでした。 なぜなら、もしかしたら私が独身ならどうなっていたか分からい
と思っていたからでした。 最後に言われたのは、「もう一度だけ頼みがあるが聞いてくれるか? 」でした。
上司の要件は、「もう一度だけ家に来てくれ。」でした。 上司が移動する最後の週末に私の答を任されました。
結論からいうと、私は嫁の事も考えると上司の要望に応える事が出来ませんでした。
しかし、この事が私への大変な上司からの”置き土産”となる経験と切っ掛けになりました。
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