私は目のやり場に困りました。 奥様の表情は、顔が少し赤くなって
いるように感じました。 奥様と二人だけの時間がしばらく経過しました。
私も動揺を隠すべく平常心を装いました。 ひたすら酒を呑み気を紛らわせる
しかありませんでした。 時間を見ると、日にちが変わる時間でした。
「そろそろ、お開きにしましょう。 タクシーを呼びます。」
そう言って私は一旦席を立ちました。 タクシーを呼び部屋に戻ると
奥様に変化がありました。 胸元のボタンが一つ外され、更に露出的な状態に
なっているのが一目で分かりました。 暫くすると、家の外でクラクションの
音が鳴りました。 ようやくタクシーが到着しました。
私は、少し足早に身支度をして部屋を出ようとした時でした。 奥様も見送りを
する流れで部屋を出て来ましたが、廊下に出た瞬間、私の腕にしがみ付いてきました。
「遅くまで付き合ってもらってありがとう。 また来てくださいね。」
奥様は、そう言いながらも私の腕にしがみ付いた状態のため胸の感触が腕に伝わって
きました。 玄関を降り靴を履き終わり、お礼の挨拶をしようと振り向いた時でした。
急に奥様が私に抱きつきキスをしてきました。 呆気にとられました。
「奥様、酔ってますね? また来ますから…」 私なりの気遣いの言葉を残し家を出ました。
タクシーの中で色々な事を考えました。 奥様はともかく、上司も承認の上での行動?
この先、上司との関係も不安になりました。 連休が明け、出社した時です。 新たな動きが
ありました。 上司の転勤辞令の報告がありました。 もしかして…。
それでも、これで上司からの誘いも逃れる事が出来ると一安心もしました。
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