きっかけは数年の大震災の日。当日、遠縁の葬儀が終わり自分達のアパートで休憩していた時、これまでに無い大きい地震が発生し、私は一目散に外へ逃げ出した。アパートの中に親父、妻、娘を置いてだ。小さい頃から地震が苦手で今でもそうだ。地震が止んでアパートに入ると、居間で妻が娘を抱きしめ泣いていた。親父はと言うとものすごい形相で立っていた。親父が何か言ようとしたら、妻にイキなりビンタされ、ムッとして私は妻に手を挙げてしまった。その時「何をするんだお前は」と叫び、私の目の前に来ると、私の頭に凄い衝撃があり、天井が目の前に迫って来ている。(親父元ボクサーだった)そう思ったと同時に意識を失った。数時間後、目を覚ます、メモが置いてあり、「親娘は実家で預かる、お前一人で反省してろ」と書いてあった。つづく
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