アヤカからの告白を意外にも冷静に聞けたのは、
なんとなく辻褄が合う気がしたからだった。
アヤカはとにかくセックスに積極的だった。
私もアヤカ以外にも数人は他の女性は知ってはいたが、
アヤカほど「エロい女」は知らなかった。
話している間のアヤカは、
涙を流してはいなかったが、
話を聞いてしばらく沈黙していると、
またボロボロと涙を流して泣きはじめた。
「ごめんなさい…本当にごめんなさい…」
「こんな汚い女でごめんなさい」
「でも離婚だけはしないで」
そう繰り返すアヤカを抱き締めてその日は眠りについた。
次の日、
「とりあえず今すぐ離婚するつもりはない。」
「ただ言葉では言い現せられないぐらいショックではある。」
「しばらく考えさせてほしい。」
そう伝えた。
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