私も今までにない感情につられ逝き果てました。
少しして理性を取り戻した時には、私の心の中で
嫁に対して恥ずかしい気持ちと、妄想と現実の入口たってという
充実感が入り混じっていました。物思いにふけっていると、嫁が
ゆっくりと抱きついてきました。そして、そのままお互いは眠りについていました。
翌朝、私は少し気まずい気持ちでいました。一方、嫁の方は
どんな気持ちだったのか後に分かりました。
その日から数日が経つと、私自身の気まずい気分も次第に無くなっていました。
年も明け数ヶ月経ちましたが、その間、嫁と夫婦の営みの際もあの日の事は何もなかった
かのような状態でした。それでも私は、あの日の夜の事と妄想は続いていました。
但し、それは私だけでは無かった様でした。 3月になったある日の夜でした。
先に布団に入っていた私の後から暫くして嫁が入ってきました。
部屋の明かりは点灯管の薄暗い明かりだけでした。
嫁の顔は、少し布団の中に隠れていた状態だったと思います。
嫁から、小さな声で話がありました。
嫁「あのね。今日ね…」
私「どうしたの?」
嫁「今日ね…今度、食事というか4月に花見に誘われて…」
私「花見。職場の? 参加すれば」
嫁「職場じゃなく…。前に言ってた方から」
私は、急な報告に動揺してしまいました。それと同時に嫁が本当に
報告してきた事にも動揺だけでなく、嫉妬なのか一歩前進への興奮なのか
わからない感情が押し寄せていました。私は平常心をよそおい返事をしました。
私「あれから初めて誘われたの?」
嫁「そう。 正直、少し私も距離を置いていたかな。 あんな話をして
恥ずかしかったし、何もないけど後ろめたい気持ちもあったから」
私「そう言えば、職場の花見じゃないって事は、どんな関係の人なの?」
嫁「職場じゃないと言うか、会社に出入りしている清掃員の人なんだけどね」
私「そうなの。 それで、花見ってどんな感じでするの?」
嫁「私が直接誘われた訳じゃないの。 他の同僚女性を通して誘いがあって
聞いてる話では、向こうも数名男性陣を揃えるから一緒に花見をしようと
いう事らしいの。 それで、私にも声を掛けておいてって頼まれたみたいで」
私「団体で花見なら行ってみれば。」
嫁「本当に参加にしていいの? 皆がどうするかを聞いてから参加するか
皆に合わせるね。 それでいい?」
私「そうだね。 けど、皆が行かなくても真美は行きたい?」少し意地悪な質問をしました。
嫁「行っておいでっていうなら行くよ」
私「それなら、花見が終わった後はどうなんだ?」 次第に理性が壊れていく自分が分かりました。
嫁「本心で言っているなら考える」
私「こうやってキスされたら? もしかしたら、こうやて…」と言いながら
私は、嫁にキスをしながら胸に手を這わせていました。 私が妄想していた事を
疑似的に行動していました。 嫁は、無言のまま私の行為を受け入れていました。
これも以前と同様、無言ではあるが嫁の返事と受け取ってよいのかと考えました。
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