5月5日を迎え。昼を少し過ぎた頃 心の中でまだ来ないのかなぁ、11時には来ると言ってたのに遅いなぁと思った時、車の音がしました。玄関をガラガラと開け「掃除して着替えなど用意してたら遅くなりました」とSの声がしました。Sは私に駆け寄りお兄さん、お昼は済みました?済んでるなら練習いいですか?と声を掛けて来ました。大丈夫だよ。行こうと誘い私は嫁にBBQは何時にスタートなの?と聞くと17時位からでいいんじゃない。用意もあるから16時位にはSもあなたも戻ってきてと言いました。時計をみて3時間は練習出来ると言うより3時間も2人で居れるが正解でしょうか。じゃあ下の校庭に行って来るよとSと2人で出ました。校庭に着き今日は手前の坂を使って坂道発進の練習をしようか?Sは出来るかなぁ~お願いしますと可愛い声と笑顔で言いました。坂道発進の練習が始まりSの真剣さが伝わりサイドブレーキを引く手にも汗が…私もSの手を握りこむように上から「そうこの位のタイミングで下ろすんだよ」と何回も手を握り教えました。時間が経つのも早く時計をみると15時すぎ「もう上手くなったし1人で出来そうだね」と言うとSはあと1回だけして感覚を覚えますと言いました。もう覚えてるはずなのにと思いつつも内心は嬉しくじゃああと1回ね、と言い坂道にきて手を握るとSが横を振り向き私を見つめました。心の中では可愛いなぁ~Sの唇だけでも奪いたいと変なことを考えていました。Sは見つめたままゆっくり口を開きお兄さん…明日の何時に帰るんですか?「明日は昼12時位に出るよというと目にうっすら涙を浮かべ短い時間だったけどお兄さんとこんなに近い距離で話せて、優しさまで感じ別れるのが寂しいです。と言いだし正直そんなこと言ってくるとは思ってなく返す言葉が見つからないまま2人…軽トラという狭い空間で見つめ合い、私の男心が…義理弟にも悪いし…悪魔と天使が闘っいます。でも今しかないと思い2人のかおが急接近しようとした時、遠くからSの娘の声で「お母さん」と叫ぶ声がし2人は「はっ」と我に返りSは娘にここにいるよと返しました。
※元投稿はこちら >>