田辺の頭だけが見え隠れしていました。 シートで隠れた
ベンチに二人が座り数分は経っていたと思います。
またく様子が分からない事態に興奮もしましたが、不安もありました。
寝取られ願望はありましたが、田辺と関係を望んでいた訳でも無かった。
その夜は、一旦阻止する事にしました。 私は、少しその場から放れ
嫁に電話を掛けました。 数回の発信音の後、嫁が電話を取りました。
私「もしもし、もうすぐ戻るけど、何か食べる物ある?」
嫁さん「食べる物? 丁度今、コンビニに来ているから何か買って帰ろうか?」
私「それなら自分で買って帰るからいいよ。 そろそろ戻るよ。」
私は、そう言って一方的に電話を切りました。 脇道から川沿いの道に戻り
2人が座っていたベンチをこっそり見下ろしました。
丁度、田辺が立ち上がりベンチから出て来た所でした。 遅れて嫁の姿も
見えました。 二人は少し歩いた所で、河川敷から土手を上り上がってきました。
そのまま、川沿いの道を横切り路地に入って行きました。
見失いよう距離を取り後を付けました。 大通りに出た二人は、そこで別れました。
自宅を通り過ぎていた嫁は、自宅の方に向かい歩きだしました。
嫁が自宅に入るのを確認しました。 時間は11時頃でした。
私は、近くのコンビニに行き適当な物を購入してから自宅に戻りました。
私が家に戻った時、嫁は風呂に入っていました。 脱衣所に顔を出し
私「風呂か。 今、帰ったから」 すると、嫁も風呂場の中から
嫁さん「あっ。お帰りなさい」その一言でした。
嫁が風呂から出た後、入れ替わりで私が風呂に向かった。
脱衣所で来ていた服を脱ぐ。 いつもの様に脱衣籠に来ていた服を投げ込んだ。
普段は、籠に入っている嫁の下着には興味がないが、その日は違いました。
籠の中を確認すると、嫁の下着類は見当たらなかった。
下着だけが、ネットに入れられ既に洗濯機の中にありました。
その夜、高ぶる気持ちを押さえて就寝しました。
翌日、田辺の奥様からメールは届きました。
奥様「昨日は、お任せして申し訳ありませんでした。 今、お電話大丈夫
でしょうか?」
私「今から少し外に出ます。こちらから、お電話しますね」
奥様「宜しくお願いします」
私は、煙草を買ってくると言って家を出ました。
私「もしもし。 早速ですが、昨日の結果を報告しますね。
奥様の言われた通り二人はカラオケにいました。 私も心配して
二人を確認したのは店から出て来た現場でした。
その後、二人で飲み屋に入っていきました。 飲み屋の正面にあるコンビニで
二人が出てくるのを待っていましたが、ご主人だけが先に出てきて
そのままタクシーに乗り帰っていきました。 多分、11時過ぎには
ご主人も自宅に帰ってきたのではないかと…」
奥様「そうでしたか。 確かに11時過ぎかもしれませんが、帰ってきました。」
私「私も一応その後、嫁に電話をしてみたのですが、正直に自分も街まで出てきていると
話してくれました。 何で?って聞いてみたのですが、仕事関係の事で色々と用事が
出来て急きょ飲みに出ている。 私も、誰とまでは聞きませんでした。」
奥様「ごめんなさい。少し考え過ぎたのね。逆に、不愉快な思いをさせてしまった
みたいで、申し訳ありませんでした。」
私「かまいませんよ。 何か仕事の事で、嫁の上司でもあるご主人に相談でも
していたのかもしれませんから。 こちらこそ、嫁が申し訳ないです。」
奥様には、嘘の報告をして、今回は済ませる事にしました。
その夜、私は嫁に話をすり替えて質問というか問いただした。
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