翌朝、会社に着きロッカーを開けると、予測通り置いてあった
信也用携帯が点滅していました。嫁からの書き込みでした。
昨日の出来事を書き込んでいました。 初めにピアスについて
返事を返してやりました。
信「ピアスね。 そんな事を言われたんだ。 それでOKしたんだろ。
本当に付けるつもりなの?」
嫁「うん。 興味が無い訳でもなかったけど、旦那から言われて
ビックリしたけどね。 やってみたいなって思っていた事を
旦那から言ってくれたから嬉しかったかな…」
嫁は、そんな事にも興味があったんだと知りました。
信「それで、曽我さんを招待ってどうするの?」
嫁「まさか、そんな話になるなんて思ってもいなかったから…。」
信「順子さんは、どうするつもり?」
嫁「どうするとかの前に、ドキドキするよ。」
信「どうして、ドキドキするの?」
嫁「わかるでしょ…」
信「そうだよな…。それで?」
嫁「声は掛けようかと思う」
信「曽我んがOKしたら?」
嫁「う~ン、複雑な気持ちかな…」
私は、嫁の心境を探ってみました。
信「仮に曽我さんがOKして、家に来たとして…。どうする?」
嫁「どうするって?」
信「例えば、旦那さんが席を離れている時なね。 トイレに行った時に
二人きりになったら……」
嫁「そんな事までは考えて無かったけど…」
信「無かったけど何?」
嫁「キスぐらいなら、本当にその日が最後に会う日になると思うから
するかもしれない…」
信「話の内容は、飛び過ぎるかもしれないけど、ずいぶん前に、旦那さんが
曽我さんにって話があったじゃん。 どこまでか分からないけど、展開が
そうなったらどうする?」
嫁「そうなったら…?。 その時になってみないと分からないよ。」
信「嫌だ。とか、ダメ!って訳じゃないんだ。」
嫁「そう言われたら、そうなるかな…。ダメだよ、信君がそんな事言うから…」
信「どうしたの?」
嫁「なんとかして、曽我さんを招待してみる。」
信「頑張ってください」
嫁は、曽我を招待する気持ちに整理がついたようでした。
後は、曽我の返事次第でした。 昼に嫁も戻る予定だったので
昼の休憩中に嫁を駅まで見送りに行きました。 その晩、私の携帯に
嫁「無事、帰宅しました。疲れたので、汗を流したら横になるね。
また連絡するから。 それと、ピアスの事…頑張ってみるね。」
と、連絡がありました。 私は、有頂天になっていました。
夜、信也用携帯に書き込みが…。
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