2人が落ち着いた頃に、月末帰省の日程について話題を出しました。
今回、嫁を単身先にこさせる段階で、私の休暇予定は、8月27日から
8月31日と伝えており、帰省は27日の午後になると告げていました。
嫁にしてみれば、何も知らないと思っている私に、26日は曽我の送別会が
有る事も含め曽我が転勤する話をする必要はありませんでした。
私は日程が変更になったと嫁に告げました。
私「27日に帰省するて言っていたけど、26日に戻れるようになったから…」
嫁「26日?」
私「そうだよ。どうかした?」全てを知っている私はトボケタ返事をそした。
嫁「その日なんだけど、会社の方が転勤で…。それで送別会が…」
まだ、曽我の名前は出しませんでしたが困った様子に見えました。
私「そうか。送別会か…。俺の知っている人?」
嫁「多分、知っているかも…」
私「誰?」
嫁「あなたが帰って来ている時に買い物中に会った上司……」
私「そういえば会ったな~。誰って言ってたっけ?」
私は、曽我という名前は承知でしたが、あえて記憶に薄い存在である振りをしました。
嫁「曽我さんって……」
私「あ~思い出した。 あの晩、お前に曽我に……て、言って…」
嫁「そう。その曽我さん。」
私「参加するの?」悪戯な質問をしてやりました。
嫁「直属の上司だし、お世話になって……。」
私の心の中では、”確かに色々な意味でお世話になってたよな…”と思いました。
私「仕方ないよな。 参加するしかないよな。」
「そうだ、それなら戻る時間を遅くするよ。 夜の11時頃に着く電車で戻るか。
もだったら、途中で会えばいいよ。それから一緒に戻ればいいや。」
半ば強引に話を進めました。嫁も仕方なく私の提案に頷くしかなかったようです。
私は、曽我のスケジュールも把握していましたが、何も知らないはずの夫として
嫁に聞きました。
私「ところで、曽我さんていつ出発するの?」
嫁「引っ越しもあるから、30日は出るって言ってたかな」
かな?って、全部知っているくせに…
私「それなら、お前もお世話になっていたんだし、俺が帰った時に食事に招待しようか?
俺は、別にいいよ。それより、招待しろよ。お礼がてら一緒に飲むよ」
嫁「曽我さんの都合もあるし…」
私「まぁー聞いてみろよ」
嫁「うん」
後は、嫁が曽我を誘う事、曽我が誘いに乗る事を待つしかなかった。
※元投稿はこちら >>