嫁「止めるって。言われた。」
信「それで、止めるの?」
嫁「まだ悩んでる。」
信「先も話したけど、どちらかだよ。」
嫁「日にちも無いし、また報告するね」
信「了解です。 」
その後、信也として嫁に悪魔のアドバイスというか
イケナイ考えを教え込んだ。
信「そうそう、もしイケナイ事態になるなら、一層の事
上司の曽我さんだっけ? ある意味、協力してもらえば?
もう何回かは関係してる訳だし、旦那さんとは出来ない事や
言えない事も言ってるでしょ。 もし、そうなら、上司の方にも
お願いして、協力してもらえば? なんてね。」
嫁から私に報告が来たのは、翌日の昼でした。
嫁「お断りしました。」
信也用の携帯には、まだ報告が来ませんでした。
報告が来たのは、夜になってでした。
嫁「行くことにしました。」
嫁が出した本当の答は、”行く”でした。 確定しました。
信也として
信「そうですか。 行く事に…。」
嫁「うん。」
信「それで、行くって決めた理由は、やはり……ですね。」
嫁「うん。信君に嘘ついても仕方ないから。」
信「それで、上司の方には何か話しましたか?」
嫁「断らなかったので、そのまま何も話をしてないよ。」
信「普段、職場では話をしたりしないの?」
嫁「するけど、仕事のことや、今まで通りの会話だけだよ。」
信「話題では聞くけど、会社の中で…って、ないの?」
嫁「それは無いよ。」
信「へ~そうなんだ。」
嫁「今まで報告してきた様な時だけだよ。」
私は、本当の嫁の答を知り、明日にでも嫁に予告の連絡を
してやりました。
私「明日だけど…」
嫁「何?」
私「折角の話を止めにしただろ。」
嫁「うん。けど、もういいよ。」
私「それでだけど、明日の夜に…」
嫁「夜に?」
私「つまり、この前の様に、また……ゆかりの…。」
嫁「明日、別の用事を入れちゃったよ。」
私「そうなの。けど、遅くても11時には戻ってるだろ?」
嫁も、嘘をついている手前、戻って無いとは言えなかったようです。
(私との会話の後、信也用の携帯で、その気持ちが書かれていました。)
嫁「うん。遅くならない様に戻ってるね。」
私「それからならいいよな?」
嫁「うん。分かった」
そして、信也用の携帯で事態の報告と相談が…
嫁「明日、旦那が………。 11時には戻ってる事に…。」
信「約束したの?」
嫁「だって、無理って言えなかったよ。」
信「そうだよね。 言えないね。」
嫁「明日のことだって、嘘をついてるし。」
私には、バレバレだぞ! と書き込みを読みながら独り言を…。
信「それなら、本当に家に戻るか、その時間帯には
ホテル? かな。 上司の方にも話さないとね。」
嫁「曽我さんに話すべき? まだ何も話してないよ。」
信「もしそうなるなら、正直にある程度は、話しておいた方が…」
嫁「そうだよね。 けど、もしかしたらだよ。 食事だけで終わるかも
しれないし…。その時点で判断するね。」
信「食事だけで終わるの?」
嫁「だって、分からないもんね~。そんな事、言ってたら
もう報告してあげないよ。」
信「いの?もう相談にのらないよ~。」
嫁「ごめんなさい。 よろしくです。」
もう嫁には、信也という人物が居なくてはいけない存在になっていました。
嫁にしてみれば、人に言えない事を、今まで暴露ししてきた相手ですから。
そして、翌日の程よい時間に嫁から信也用携帯に連絡がありました。
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