私「本物の曽我が欲しいか?」
嫁「本物…?」嫁も声になっていませんでした。
私「本物を欲しいだろ?」 嫁から「欲しい」という言葉を
聞くまで、数回同じ事を嫁に問いかけました。 そして、嫁の
口から、言わせたかった言葉が発しられました。
嫁「欲しいです。」
私「欲しいなら、どうするんだ?」
嫁「本当にいいの…?」
私「欲しくないんだな? それならいいよ。」私は、意地悪にも
嫁の問いかけを突き放すようなセリフを言いました。
嫁「欲しいです。」
私「曽我のが、欲しいと言いながら、やってみろ。」
嫁「欲しいです……」
私「名前も言って、欲しいですって!」
嫁「曽我さんのが、欲しいです。 曽我さんのが、欲しい~
曽我さんのが欲しい~ ………」
嫁は、連呼しました。 すると、ガタンと音が響きました。
携帯を、もう持っていられなくなったのでしょう。
声は聞こえてきますが、何か部屋の中で声が響いて聞こえてくる様でした。
嫁が「曽我さんのが、欲しい~……」と連呼する声のスピードも
上がってきました。 その聞こえてくる嫁の連呼するスピードに合わせて
私自身も自分握っている手の動きが早くなっていました。
嫁の声が「う~。」と言ったか、「あぁ~」と言ったかはハッキリ
分かりませんでしたが、その声と共に静かになりました。
私も、遅れて逝き果てまっした。 暫く、嫁は放心状態だったのでしょう。
ほどなくして、小さな声で嫁が電話にでました。
嫁「本当に、ごめんね。 」
私「いいよ。 」
嫁「もう寝るね。」そう言って、終了となりました。
嫁が言った「本当に、ごめんね。」の意味は、どこまでの意味なのか?
今夜の事?それとも、全ての事を含めて、嫁なりの懺悔で、言った言葉?
翌日、信也用の携帯に予想通り連絡がありました。
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