単身先に戻る新幹線のなかで、単身赴任をしてから
約1年半の出来事を思い返しました。
初めは、悪戯心からでした。 ラインで友達になる事も
予想以上の結果でした。 信也という人物にここまで嫁が
入り込む予想すらしていませんでした。 一人の男だけで
済んでいるのか?そんな疑問も湧いてきました。色々と
考えていると、時間が経つのは早いものでした。気付けば
もう単身先に到着していました。 そして、置いてきた
秘密の携帯を見る事に……。
予想通り嫁からの連絡が数件入っていまいした。
休み期間中、私が帰省している間は連絡出来ないと言っていた
嫁でしたが、日付を見ると、あの男と買い物中に遭遇した日に
書き込みがされていました。
嫁「旦那と買い物してたら、偶然に曽我さんと会っちゃった
ドッキとしたよ。」
この1通目の文章で、黒だと確信しました。
嫁「旦那に、誰って聞かれたから説明はしたけど…」
翌日も、書き込みがありました。
嫁「あれから、旦那も曽我さんの事は何も言わないから安心…」
それからは、私が戻るまでの数日間は嫁からの書き込みも
ありませんでした。 しかし、私が家を出た後に昨夜の事を
書き込み連絡していました。 数時間前の書き込みでした。
嫁「昨夜、旦那とエッチしちゃったけど、その時に…」
嫁「曽我さんの名前を言われちゃって…」
嫁「一瞬、ドッキってしたよ。」
嫁「旦那の方から、曽我さんに誘われたらどうする?とか
色々言われて…。 燃えちゃった。 」
嫁「まさか、旦那があんなことを言うなんて思ってもいなかったよ。」
嫁「どうしようって言ったら。 乱れて…。てって言われて
私も頭の中が、変になっちゃった」
放置したままの信也用携帯には、信也からの返信出来ないが
一方的に嫁からの書き込みがされていました。
ラインを確認し、既読状態になったので、一応直ぐに返事を返しました。
信「旦那さんが居る時に、ラインをしたらヤバイと思って
送らなかったけど、今日、帰って行ったんだね。 それにしても
昨夜の出来事を聞いて、俺もビックリだよ。」
嫁「気をつかってくれて、ありがとう」
嫁「旦那の言った言葉が頭から離れないよ。」
信「そうなんだ。」
嫁「また、なにか言って来たらどうしよう?」
信「その時は、また連絡しておいでよ。」
嫁「うん。」
私は、単身先に戻った連絡をする事すら忘れてしまいました。
数時間後に、嫁に連絡はしました。
私「戻って、横になったら寝てしまったよ。 戻ってるから。
おやすみ。 また連絡する。」
嫁「おやすみなさい」
翌日は、残り1日の休暇を、部屋でのんびりしました。
嫁からも、信也用の携帯に連絡はありませんでした。
連絡が無い事も、私を不安な気分にさせました。それと同時に
妄想が昼間から湧いていました。 もしかしたら、今頃…。
上司である曽我という人物を今までは、空想の中でイメージ
していたが、曽我という男に会って本人を見た私は、よりリアルに
妄想をする事になりました。 あんな男だったのか…。
あの男が嫁の…。 買って置いていたDVDを見ながら、私は
画面にでている男優を、あの男に置き換えて視聴していました。
なんどか繰り返し観たはずのDVDでしたが、初めて観るDVDに感じました。
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