ラインでの私のネームは、”のろまな○○”としました。
私の携帯にも、ラインのネームでは誰だか不明な方から
電話番号で○○さんが友達登録されました。と受信があります。
ネームでは、誰だか分からないので、一旦登録と共に返事を
返す際に、「ところで、誰かな~」と聞いています。
結果、知っている方だったりしますが、中には、昔他人が使用
していた携帯番号が、現在私が使用している番号になっていたり
すると、知らない方から友達申請の受信があるみたいでした。
私も、そのシステムを利用して、嫁を友達登録しました。
幸い、嫁からも友達登録完了「絵文字にOK」の連絡がきましたが、
ここからは、夫で無く他人に成り切って、嫁とどのように会話を
始めるか考えました。 嫁から、友達登録の返事が来て5日経ち
金曜の週末になりましたが、当然ですが嫁からはラインが来る事は
ありませんでした。 私から近づくしかありませんでした。
私は、ラインを送っているのは、知人の男性にという設定で嫁に
連絡を入れてみました。 「今度、久しぶりに皆で飲もうって…
何年も会ってないから、都合付けば参加してな。」すると、嫁から
返事がきました。 「何の飲み会ですか? 誰が参加するの?」
女性らしい文面での返事でした。 私は、適当に男性陣のあだ名で
嫁に返信しました。 「かー君、健、いっ君、竜、…数名は、参加
OKって返事もらってるから」 すると予想通りの返事が嫁から来ました。
「もしかして、間違って連絡してませんか? こちらは、女性です。」
私も返事を返しました。 「本当ですか?すみません。携帯を変えたから
ラインの友達申請したら自動的に登録になったみたいで…。 携帯番号
は、自分が知っている友人の番号のはずだったんだけどな~」と、言い訳に
なると思われる返事を返しました。 実際、嫁のラインネームは
”○○○マン」となっていますが、私の携帯上は、”嫁 ”と表示。
嫁から「なるほどね。解決しましたね。よかったです。」と返事がきました。
このまま、登録を削除されては、終わってしまうので、慌てて返事を返しました。
「すみませんでした。 もし良かったら、このままライン友達のままでも大丈夫
ですか? 全然知らない人と友達になるのも楽しいかと…。 正直、ラインで、
そんな友達がいないもんで(^^ゞ 」どんな返事が嫁から返ってくるのか不安でした。
暫く返事が返って来ませんでした。 その間、夫として私から普段通りの連絡を
しました。「今帰ってきたよ。今日は、会社の同僚と軽く夕食も兼ねて飲んできた。」
「お帰りなさい。 飲み過ぎ注意だよ。 明日は、休み?」「明日は、仕事だよ。
完全な週休2日じゃないから来週は土、日休みだよ」 そんなやり取りをしました。
嫁の声も聞きたかったので、電話を掛けました。 嫁と会話中にもう1台の携帯から
嫁にラインを送りました。 偽の自己紹介をしました。「一応、こちらの自己紹介
だけでもしておくよ。 「信也。24歳。車の整備士してま~す。」取り合えづ簡単な
紹介をしました。 話を終え暫くして、ラインの既読確認をすると、既読になっていました。
嫁も友達の削除はしていない模様でした。しかし、返事は戻って来ませんでした。
しつこく連絡を入れるを控え、その日は、諦めることにしました。
翌日は、仕事をしながら時折ですが嫁からの連絡がないかな~と期待をしては
思ひふけりました。 単身の部屋に戻り一人飲みをしている時も、期待しながら待っていました。
ラインの着信音が鳴りました。なったのは、今まで持っていた携帯でした。 嫁からでした。
「お疲れ様。 もうご飯は食べた? …」いつもの会話でした。 もう1台の携帯には着信がないまま
ヤッパリ無理だったか!と、諦めていあました。 風呂に入り、出て来た時でした。
秘密の携帯がに着信有りを知らせるべく、ランプが点滅していました。
画面を見るとラインのマークに嫁と表示され、送られてきた文面の初めの文が表示されていました。
「こんばんは。……」でした。 急いで、ラインをタップし開けました。
「こんばんは。 自己紹介ありがとう。 色々考えたけど、私も知らに人が友達っていないから
楽しいかなって思って返事しました。 順子といいます。年齢は、信也君と同じ歳です。」でした。
嫁は、自己紹介で本当の名前は伝えなかったものの、返事を返してきました。 本当は、”ゆかり ”
私は、じっくりと友達関係を勧めようと、「返事ありがとう。……」後は、数日間は日を開けて連絡を
する事にしました。 「今、昼の休憩中です。 今夜また連絡してもいいですか?」
帰宅中に嫁から秘密の携帯に着信がありました。 「お疲れ様、いいけど忙しいから時間が出来たら
私からするね。」でした了解で~す」と返事を返しました。 忙しいから、私からするね。 という
返事にどういう事なんだろうと違和感を感じました。 いつもより早い時間に私からいつもの連絡を
嫁にしました。直ぐに嫁からも返事が返ってきました。 いつもの会話でした。 変わった事も無いような
話でした。 忙しいから… あれは、結局どういった意味なのか?増々、気になりました。
嫁との電話を切り、1時間程経った頃に、秘密の携帯に嫁から連絡が入りました。
「もうお仕事終わりましたか? 私も一段落しました。 今からならいつでも連絡して来てね」でした。
「俺も仕事が終わって、帰って来たところ。…」
その日、以降は更に夫である私と、偽物の信也になりきり嫁とのやり取りを続けました。
信也に成り切った私と嫁の会話は、趣味の話やら、その日の出来事や、冗談交じりの話題で盛り上がり
ました。 毎日、連絡はしていませんでした。 3か月程経った頃には嫁からラインが来る時もありました。
夫としての私も毎日嫁と連絡をしていた訳ではありませんが、嫁が秘密の携帯に応じるのは、私との
やり取りが終わった後か、それ以外は、夜の10時を過ぎてからでした。 私とのやり取りが有った日は、
早目の連絡が秘密の携帯にありました。 私との時間を調整している事が見えてきました。
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