嫁から予想以上のカミングアウトを聞かされ、私も嫁も
お互いが開放的になりました。 私が思っている事を
嫁に語り、嫁は私に隠していた自分の思いを伝える事で
新しい夫婦の生活がスタートしていました。 新婚時代に
戻っても、ここまでの新鮮さは無いかもしれません。
事が始めりある段階にくると、前回の話をお互いが確認し合う
かのような展開になっていました。私は私で、嫁の過去の出来事を…。
嫁は、私に対し本当に他人に抱かれる事や、自分が言った過去の話で
私にどう思われているのかを改めて言葉で確かめあっていました。
お互いが、本心である事を確認できたと思います。
幸「知らない内に俺も見ていただろうけど、他のお客さんも同じだよな。」
真「うん…。同じだった…。」
幸「その時、店長も居たんだろ」
真「うん。居た。」
幸「毎日縛っていたのか? 店の制服の下はどうなってたんだ?」
真「下着は付けていたよ…」
幸「けど、ロープと言うか紐の形が制服の上からでも浮き出て
分からなかったのか? 事実、俺は気付かなかったけどね。」
真「大丈夫だったと…思う。 ビニールの紐だったから…。けどね…」
幸「そうなん。だけど、けどねってなに?」
真「昼間のシフトは…そうだったけど…夜の時は…少し違ったの…。」
幸「何が違ったんだ?」
真「夜は、勤務時間が終わる少し前から下着を脱いでいたの。」
幸「下着を脱いでいた…?それに、夜のシフト時間に店長は居ないだろ?」
真「居たよ。店長自身がシフト調整してサブのリーダが昼間に入っていた。
だから店長が居る時だけ縛られていた。」
幸「けど、何時縛っていたの?」
真「店長も同じ時間帯で勤務する時は、仕事前に会って縛ってくれて…
そうでない時は、自分で縛ってくる様に言われてて…
上手く出来なかったけど……頑張っていたの」
幸「そんな過去があったんだね…。縛られて、仕事が終わったらどうしてたの?」
真「私が住んで居たアパートが有ったでしょ…。帰りに寄ってた…。」
幸「そこで、店長に抱かれていたのか?」
真「先に私が戻っていたから、後から店長が家に来て……」
幸「俺と付き合うまでに、関係を持ったのは店長が最後なの?」
真「後にも先にも店長だけ……だよ…。」
私は、嫁の言った「後にも先にも店長だけだよ…。」の言葉にドキっとしました。
なぜなら、もしかして初めての男性が、あのオヤジ店長だったのか?
そうだとすると、男性経験は俺が二人目となるにしても嫁の処女は……。
幸「後にも先に持って…。それまで、男の人と付き合ったりは…?」
真「男友達はいたよ…。」
幸「要するに、もしかして店長が初めての……?」
嫁「うん…。だから、初めての時は優しくしてくれたの…。
その後も店長しか経験無いから……」
幸「俺が二人目って事…?」
私は、なぜか動揺しました。 それに加え、より嫉妬心が込み上げました。
真「幸君とお付き合いするようになって、幸君い初めて抱いてもらった時は
幸君の事しか考えていなかったよ…。 男の人って、こんな感じなんだって
自然に受け入れたし…。けど、店長とは違ってたから…。」
幸「違てたって…?」
真「今は、違わないよ。 それまでは、幸君からもあんな事を言われなかったから…
幸君に変な事を言われ出して、昔の事を思い出して……
そして、幸君のカミングアウトを聞いて……。私も、幸君に黙っていた事を
言えるんだって思ってから…気持ちが楽に…なったよ…。」
幸「真由美は、俺が言った事をどう思うんだ?」
真「正直……まだ決心がつかない…。 幸君が望んでいても、本当に
そんな事をしてもいいなかな?って…。幸君が私に言ってくれた
カミングアウトを嫌だとか、辛いっては思っていないよ…。
ただ、私自身の問題かも…。 その返事は、もう少しだけ待ってね…」
幸「慌てないよ…。けど、真剣に分かろうとしてくれてありがとう。」
真「私も同じよ…。幸君に私の過去を話せて……そして、その過去を
受け入れてくれたのが分かったから嬉しいの……
こんな私だけど、いい……。」
幸「そんな事は気にするな。 俺は、過去も含めて真由美が好きだし
過去の話を聞いて、もっと好きになったよ…」
真「ありがと……。 もう好きにしていいよ…。幸君だ分かってくれるなら
それだけでいいよ…。 頭の中が、変になりそう……。 」
幸「俺もだよ…。今日は、店長の事を思い出していいから…
店長に抱かれていると思って何でも言ってくれ…」
真「いいの…? そんな事言われたら……。もっとダメな私になってしまうよ…」
幸「いいから…。真由美の全てを見せてくれ…。」
真「もう知らないよ…。どうなっても知らないから……
もっと一杯、色んな事を私に言って……お…ねが…い…。」
その言葉が合図だったかの様に、初めて見る嫁の乱れようでした。
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