映像が終わったあとも、
しばらく私は動けませんでした。
アカネは完全に、
富永さんの所有物になったのです。
そして私は、
それを承認してしまったのです。
富永さんは言っていました。
私に協力を惜しまないようにと。
これからアカネがどうなるか考えると、
アカネを完全に奪われたという事実からくる締め付ける胸の痛みより、
こんこんと沸き上がる興奮の方が勝ってしまっていました。
帰宅した私にアカネは、
嬉しそうに病院からの検査結果を見せてきました。
アカネ「ケイスケさんはどっちがいい?
私は女の子がいいなぁ。
あっまた名前考えなきゃ!
ベビー用品だって一旦全部処分したし、
また買い直さなきゃねぇ!」
アカネは無邪気にハシャいでいました。
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