富永さんの話を、
私は黙って聞くしかありませんでした。
あの写真は本当にアカネだった。
アカネは富永さんの手によって、
とんでもない変態女へと変貌させられていたのだ。
私は、
全く、
微塵も気付きませんでした。
セックスレスになってから、
寝室さえも分けていたのですから。
しばらく沈黙が続きました。
富永さんの言葉と、
今まで見てきた写真が、
頭の中をぐるぐる回っています。
「そんな馬鹿な…
悪い冗談だと言ってください…」
私は言いました。
富「そうか。」
そう言うと富永さんは隣の部屋から何かを持ってきて、
私にそれを渡しました。
それはDVDでした。
つい最近の日付と、
イニシャルと思われる文字が書かれていました。
富「観てみるといい。」
私は言われるがまま、
部屋にあるテレビで、
DVDを再生しました。
※元投稿はこちら >>