今年になり、出張も多くなった。
今までは、出張とは縁も無く、仕事をしていましたが
班長になり、関連工場への出張業務も必要とされました。
班長になり1年間ぐらいは、あまり回数も多くありません
でしたが、作業だけしていたらいいという環境から、
管理部門の業務もする立場になったので仕方ありません。
特に、新製品の部品管理を任されることになり4月に
向けての業務が急に多忙となったのは事実です。
そんな、私の仕事の環境にも変化があった事から
嫁が、一人になる日もでてきました。 それまでは、
出張といっても日帰りまで。 しかし、多忙となり数日間
滞在する出張が増えました。 出張に行っている時でした。
M君からの電話でした。 「幸兄さん。 出張から帰って
来たんですか。 飲みに出てるのですけど、姉さんを見かけたから
幸兄さんも一緒かと思い。」でした。 余談ですが、M君も
今では、ようやく「幸兄さん」と呼ぶようになりました。
ただ、「さん」付ですが。
「まだ、出張先だよ。 明日の昼までかな。 本当は、週末だったし
今日には帰る予定だたけど、遅くなったから帰るの明日にした。」
「そうですか。 姉さんを見かけたから幸兄さんも帰ってると思いました」
「そっか。 また帰ったら飯でも食べよう」 そういってM君との電話は
終わりました。 M君が、私も一緒か、出張から帰って来てると思っても
不思議な事ではありませんでした。 よく内に来ていたM君は、知っていました。
・普段、嫁は街に出ない。
・会社の食事会などの時は、2次会にも参加するが、その程度。
・遅くなる時は、私に連絡が有る事。 それは、嫁も出かけて
居ない時も、M君が家に来て飲んだりしていたので、嫁から
電話が掛かってきていた事は知っている。 帰って来る時も
同僚の女性一緒にタクシーで帰り、途中で先に降ろしてもらう。
が、いつものパターンでしたから。
・好き勝手していた私ですが、嫁と外食したり一緒に飲みに
行ったりもしてましたし。 そこに、M君を呼んだ事もあり。
M君の電話で、気になった私は嫁に用もないのに連絡をしました。
M君から電話をもらった時間は、夜の12時を過ぎていたので、
M君の見間違いかも知れないし、そうだとすると寝ている?
電話をしても何を話せばいいのか? 思い付かなかったので
取りあえずメールをしました。 暫く、返事を待ちましたが
返事が返って来ませんでした。 M君にもメールで連絡をしました。
「まだ、飲んでるのか? 今日は、出かける話は聞いてないけど
見かけたの、あいつだった? 」
「飲んでます。 そうですか。 姉さんだと…」
最後、「 …。」と、尻切れの文書でM君から返信があった。
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