一度の過ちが、こんな醜い仕打ちをされる事などは想像もして
いなかったでしょう。 あの日以来、罵られる事は有っても
まさか私が、この様な事を考えているとは思いもしなかったでしょう。
私は、出発前に持ってきた残りの雑誌も、まるで健ちゃんが宝探しでも
するかの様に、数か所に分けて配置しました。敷地内にも数冊置きました。
もしかすると、健ちゃんが見つける前に嫁が見つけるかも知れないと思う
場所にも置きました。 仮に健ちゃんが見つけなくても嫁が見つけたら
嫁がどんな気分になるのか?も少し興味がありました。 普段の生活
環境では、家にそん雑誌など有るはずもなく。 一人、こんな環境に
置き去りにされたら、いつもと違う解放感も嫁に出てくるかも?
という考えもありました。 帰りは、ご近所に挨拶をしないまま出発しました。
ただ、先日、嫁とご挨拶に行った際、「1週間嫁が残り旧家の片付け等をする
ので、よろしくお願いします。」と、嫁が一人になる事は、挨拶の中で、なにげに
宣伝したつもでした。 宣伝効果は、早速翌日からありました。
健ちゃんのお父さんを始め、私が居る時でも訪ねてまでは来られなかった方も
顔を出してくれた様です。(訪ねて来た方が全員男性ではありませんでしたが)
自宅に戻り月曜から普段通り私は仕事につきました
時間を見ては、嫁と連絡を取り現状確認をしました。
嫁からの現状報告では
・○○って言われる、おばさんが野菜を持ってきてくれた
・水回りの修理は簡単に終わった
・○○さんって方が、何か機械を貸してって来たからお貸しした。
普段からお父さんに借りていたみたい。
昼休みが終わるまでは、この程度の報告でした。
仕事が終わり、娘に会いに行き自宅に戻る。
その後の事を確認した。 私としては、何を聞けるか勝手な想像と
期待をしていました。
・車が無いので不便です
・放れの家の片付けはどうすればいい?
そんな報告というか相談だけでした。 期待していた話は何も出て
来ませんでした。 嫁を一人にした一日目は何も無かった事に
悶々とした気持ちだけが残りました。
2日目も期待している話を聞き出せませんでした。
そして、3日目にようやく少し期待できる報告(話し)を嫁から
聞く事ができました。
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