寝室以外ならリビングが次に最適の場所でした。
色々な計画を考えている内に時間は過ぎていきました。
6時には到着し、そこから電車に乗り合え約30分。
その後、駅から自宅までタクシーで10分程。
私の予定では、7時頃には家に着く計算でした。
後一駅で着く頃だったと思います。 嫁から連絡が入りました。
「今、家に帰ってきました」
「おかえり。いよいよだね」
「うん。今更だけど本当に…。」
中省略~
昼休み時間に、嫁とは一度電話で会話していました。
・できれば自宅に招いてくれ
・食事や飲みに行く流れになっても、実行するなら自宅で…
嫁には、伝えていました。
「もうすぐ出るよね」
「うん。7時に待ち合わせだから」
「あれから曽我氏とは話した?」
「ラインで連絡はした」
昼休みの時点では、帰る事も伝えてなかったので、自宅に招き入れる
事の理由も含め嫁に説明しました。
「いま、帰っているから」
「本当?」
「だから、曽我氏を自宅に招いてくれ。駅に着いたら一度電話する」
「分かった」
駅に到着。 電車に乗り換えの待ち時間で嫁に電話をしました。
私は、新幹線内で考えた事を嫁に伝えました。
「理由は、そう言うことだから曽我氏を家に招いてくれ」
「けど…。あなたに見られるって事よね?」
「そうだよ。 昨夜の罰だよ」私は、嫁に昨夜の出来事を理由にしていました。
正直、罰を与えようとこんな条件を指示した訳ではありませんが、話の流れで
そう説明しました。 電車の乗り込み時間もあり途切れ途切れで連絡をする事に
なりました。地元の駅に着いたと同時刻に嫁から
「今から出ます」と連絡がありました。
「必ず、途中で連絡を入れるように」と伝えました。
私は、嫁が出かけた後の家に到着しました。 外は暗くなっていました。
一旦、家に入りました。寝室の部屋の明かりを点け実際に外に出て中を覗いてみました。
実際に庭から部屋の中を覗くと、カーテンの隙間からしか中が見えませんでした。
庭から寝室に入りカーテンの隙間を調整しては、庭に出て中の見え具合を確認しました。
部屋の中全体が見える様にするには、カーテンの隙間も少し大きく開ける必要がありました。
想像していた通りにはいきませんでした。 何とかいい方法は無い物か?
方法を考えながらもリビングの確認をしました。
庭に出たままリビングの窓から中を覗きました。
リビングの窓は、外からだと中腰の高さになりました。
リビングのカーテンは、小窓の為に丈が短い分、下の隙間からリビング全体が
見えました。 ただし、置いてある物が邪魔をして、居る場所によっては影に
なる状態でした。 特に小窓の直ぐ前にあるテーブルが邪魔でした。
生活においては、テーブルの横に小窓が有る事は外から明かりも入り
普通にいい感じでしたが、まさか外から覗くという想定外の環境には適して
ませんでした。リビングに戻り、テーブルと椅子を移動させました。
結局は、テーブルと椅子は、空いている部屋に全て移動させました。
その状態で中を覗くとかなり死角が無くなりました。
私は、普段のリビングの使い勝手や位置関係などは無視をして
外から覗いてた時に最適となるレイアウトに部屋の中を変えました。
・ソファーは、小窓から見て正面になる位置
・それに合わせて、敷いていた直径2m程のカーペットも移動
言わば、このカーペットの敷いているエリアが嫁と曽我氏の居るエリアにも
なるということです。本来なら、ソファーの前には天板がガラス製の
テーブルが置いてありますが、外から覗くと、同じように配置すると邪魔なので
このテーブルも別の部屋に移動させました。 その代わり、寝室に置いてあった
小さなテーブル(大きさにして、30cm書くほどの足が折り畳み式になっている
テーブルを置きました。 リビングに立ち改めて、部屋の模様を見ると殺風景な感じ
がしましたが、外から見るアングルは最高の状態でした。
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