木曜日、私は転勤先に向かいました。
完全な引っ越しはまだ済ませていないため、長期出張並みの
道具だけを持ち移動しました。 その日は、ホテルで宿泊でした。
翌日、移動先に初出社したときに会社提供の社宅マンションの鍵を
受け取る予定でした。 夕方、7時頃にホテルにチェックインしました。
部屋に入り一息ついて嫁に連絡をしました。
「今、着いたから」
「お疲れ様」
「また、後で連絡するよ。」そう言って、一度電話を置きました。
ホテルの近くにある居酒屋で食事を済ませました。 ホテルに戻り
シャワーを浴び、改めて嫁に連絡をしようと携帯を取ろうとすると、
携帯に着信がありました。嫁からラインが届いていました。
「曽我さんから連絡がありまいた。今夜、今から少しだけ会えないか?って」
私は、直ぐに嫁に電話をしました。
「シャワーしてた。ライン今見たよ。」
「どうしたらいい?」
予定は、明日の金曜日でした。 その明日の事でも、時間は掛かるが
一度家に戻ろうか?どうなるのか?私自身、考えている途中でした。
それが、今から会う?予定外でした。
「約束では、会うのは明日だよね。」分かり切っている事を嫁に聞いてしまいました。
「うん。約束は明日。けど、少しだけ今から会って欲しいと…。」
会えば、明日どころか今夜の内にも曽我氏と嫁が…。と予測しました。
色々と嫁と話した結果、やはり約束通り明日、会う方向で話を付ける事にしました。
一旦、電話を切り曽我氏に返事をさせました。
「今、返事したから。約束通り明日にしましょって。」
「曽我氏は、何て言ってた?」
「ラインで、返事を返したからまだ返事は無いよ。」
私は、嫁と明日の事について話す事にしました。
「明日、大丈夫か? 本当にいいのか?」
「あなたが、やっぱり辞めて欲しいと思うなら私は辞めてもいいよ。」
「いや、俺は大丈夫だよ。お前がいいなら、そうして欲しいから。」
「出来れば、無理してでも明日の夜中になっても戻ろうかと考えてるから」
「戻ってくるの? 時間的に大変じゃない?」
「土・日は休みだから帰る事が出来たら心配ないよ。」
結局のところ、仕事の終わる時間も分からなかったので、戻る事が出来れば
戻るという事にしました。 続けて、嫁としばらく話をしました。
当然、話の内容は、曽我氏と明日会う事についてでした。
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