「仲田さん、君はいったいどういうつもりなんだ」私は25歳の部下で、突然我が家を訪れた珍客を書斎に呼び、厳しく口調で言った。家族には仕事の打ち合わせだからしばらくじゃましないようにと告げて。
「課長、約束通り一晩中楽しませてもらいに来たんですよ」仲田さんはつぶらな瞳で私を見つめていた。彼女の決意が伝わってきた
「課長、酔っていたとはいえ、キスしてくれましたよね。その時からあたし、課長のことばかり考えるようになってたんです。いちど優しい言葉をかけていただいて、嬉しくて嬉しくて、すべてを捧げる気持ちになったんです。でも課長ったら奥さん一筋みたいだし…」仲田さんの瞳は涙で潤んだ。
「仲田さん、すまない」
「課長、酔った時に初体験の話ししたの覚えてますか?」
「そんな話した?」
「ええ、あたしが大学一年生の時、課長は小学6年生の時だって」かすかに覚えがあった
「課長、勇樹くん(仮名)小学6年生ですよね、課長にそっくり、クールでハンサム」
「君、何言ってるのかわかってるのか」
「ここに来て思ったんです、課長がダメなら勇樹くんって」
「君、大学で法律を学んでいるんだから、未成年に手を出すとどうなるか」
「わかってますよ、パパの顔も素敵。あたしそんな悪い女じゃないですよ、勇樹くんの家庭教師としてこれからもおじゃまさせて下さい。そうすれば勇樹くんともっと仲良くなれるし、パパの顔たくさん見れるし。」
「家庭教師?」
「勇樹くん、パパに国立大学に入るように言われてるって、パパは私立大出だから勇樹くんはもっと上を目指してほしいって言われてるって」
「ああ、確かに」
「あたし横○国立大出身だってご存知ですよね」
「知ってる、だからって…」
「決まり」彼女の笑顔になぜかホッとして承諾させられてしまった。
夕食になり、仲田さんが家庭教師になってくれると話すと長男は喜んだ。
「お兄ちゃんいいな~」と次男
「あら、真樹くん(仮名)も教えてあげるわよ」
「えっ、僕も~」次男は勉強が嫌いだった
「おい、真樹、こんな綺麗な先生だったらお前も勉強好きになるって、AKBより可愛いじゃん」勇樹が楽しそうに話すのを見たのは久しぶりだった
「ありがとう、勇樹くん、お姉ちゃん勇樹くんの言うことなんでも聞いてあげちゃう」仲田さんは目を輝かせた
「仲田さん、そんなに甘やかしちゃっ困るよ」私は苦笑いした
「あなた、仲田さんと何かあったの?」深夜、妻の美紀は寝室で声をひそめた。仲田さんには二階の客間に泊まってもらっている。夫婦の寝室は一階にある。
「すまん、美紀、酔って一度だけキスしてしまった。」私は正直に打ち明けた
「そう、過ちは誰にでもあるけど、これ以上深みにはまらないでね」
「本当にすま…」美紀が舌を差し入れてきた
「約束通り今夜はあたしが気持ち良くしてもらう番よ」美紀はするりとパジャマを脱ぎ捨て、全裸になった
「今夜はよさないか」
「いや、あたし身体の芯がすごく熱いの、早くこの火照りを冷まして、あなたがいけないのよ、あんな小娘とキスしたりするから」妻の豹変ぶりは私の心にも火をつけた。そのまま獣のように愛し合った
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