Aさん、お付き合いいただきありがとうございます。まだ続きますよ~
貸し出しの前日、妻はまるで修学旅行にでも行く女子中学生かと思えるほど楽しそうにしていた。鼻歌混じりに何度も荷物を点検している
「楽しそうだね」
「あなた、ごめんね、あたしだけ。お土産沢山買ってくるね」妻の笑顔が輝いている。私もつられて笑顔になってしまう。
「あまりNさんに迷惑かけるなよ」
「はい、わかってます。今回の旅のテーマは女子力を磨くだから、いい女になって帰って来ます」
「テーマって、誰が決めたの?」
「あっ」妻はしまったと口に手をやった
「実は、あなたがあたしの口の中に出してすぐ寝ちゃった日、あなたのケータイからNさんのアドレスこっそり調べて、メールしちゃったの。でもNさんに叱られて、旅の内容だけ打ち合わせて、その時に旅のテーマも教えてくれたの、ホントにごめんなさい」妻は深々と頭を下げた
「いいよ、正直に話してくれたから」
「ありがとうあなた」妻は私に抱きついた
「甘え上手になったな~」
「あなたもちょっと嬉しいでしょ」妻は目を閉じた
「かなり嬉しいよ」私は軽くキスをした
「あ~ん、もっと」甘える妻を引き離した
「したくなっちゃうからダメ、明日はデートだろ」
「はい、わかりました」妻はすねた顔をしたがすぐに笑顔で片付けを始めた
妻は私のケータイからアドレスを調べNさんにこっそりメールしていた。私の頭の中にNさんの言葉が甦った
「貸し出しは寝取られよりさらに大きなリスクが発生する可能性があります。一度奥さんを預けると承諾してしまえば、何をされても仕方ないのです。例えば数人の男性とプレイを強要されたり、酷い場合は乳首やラヴィアにピアスをされたり」
「そんなことあるんですか」
「私はそんなことはしませんが、信頼出来る相手でない限り、貸し出しはお薦めしません」
「Nさんはどんなプレイをされるんですか」私は気になって仕方がなかった
「私は軽く露出プレイをするくらいです。その他はお預かりした奥さんを旦那さん好みの女性に仕上げることです」
「具体的にどんな感じですか」
「旦那さんへ尊敬の念を持ち、女性として常に旦那さんの前では可愛く振る舞うことですかね」Nさんは微笑んだ。過去の体験からか自信に溢れて見えた
「Nさんになら安心しておまかせ出来ます」
「ありがとうございます、奥さんを素敵な女性にしてお返しします」
翌朝、玄関で妻を抱き締めた。私が帰る頃にはすでに妻は旅だっているはずだ
「みなみ、気をつけて」
「はい、あなた、メールするね」
「ああ、刺激的なやつを頼むよ」
「わかったわ、変態さん」
「じゃあ」
「うん」軽くキスしてわかれた
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