妻の異変に気付いたのはそれから2週間後のことだった。寝室は一緒だがベットは別なのだが、夜中にこっそり妻が部屋から出て行くことがしばしばあり、こっそりと見に行くと、妻はリビングのソファーでひとり全裸になり、オナニーをしていた。何故かいけないものを見てしまったような気がして、声をかけるのをためらっていると、妻の口唇が微かに動いた。
「Nさん…」小さい声だが確かに聞こえた。妻はNさんとの夜を思い出し、何度も何度も絶頂に導かれたリビングで自分を慰めていたのだ。あれだけ激しい感情を味わっていながら、その後自分から連絡をとることは出来ない、愛する夫に頼んでもう一度会わせて欲しいと頼むこともできずに妻は淡い恋心にも似た感情を、少しでもNさんの思い出が残るリビングに身を置くことで感じられると信じているのだろう。
私は先にベットに戻り妻が戻るのを待った。しかし下半身は異常なまでに勃起していた。愛する妻が他の男性を思い自慰にふけっている。強烈な嫉妬とセックスはひかえめだった妻の全裸オナニーを目の当たりにした興奮、心臓の鼓動がリビングにまで届いてしまうのではないかと高鳴っていた。
ほんの数分で妻が戻り隣のベッドに入った。
「みなみ」私の声に妻が一瞬はっとなるのを感じた
「起こしちゃった、ごめんね」
「こっちにこいよ」数秒間があったが妻は私のベッドに入ってきた
「リビングで何してた、怒らないから正直に言ってくれて」
「あなた、ごめんなさい」妻はすべてを覚り意を決した
「Nさんのことが忘れられなくて、Nさんに抱かれたリビングでオナニーしてました」
「みなみ」私は妻を抱き寄せた、妻は泣いていた
「ごめんなさい、あなた、あなたに愛されてるのはわかってるけど、あたしの心の中でNさんへの気持ちが日増しに大きくなって、どうしていいかわからないの」私は妻の涙を指でぬぐった
「みなみ、もう一度Nさんに会ったら忘れられるか?」
「あなた、いいの、もう一度会っていいの」妻の声の力が、Nさんへの思いを象徴していた。
「みなみ、君は悪くないよ、君が他の男性に抱かれるのを見たいと仕組んだのは私だ。君がNさんに身体だけでなく心まで支配されてると思うと、異常なまでの嫉妬とそれを上回る興奮に襲われる」私は勃起したぺニスを妻に握らせた
「あなた」妻は私のパジャマを脱がせると自分も裸になり、肌を密着させた。
「もう一度だけNさんに会わせて下さい。そうすれば何か答えが見つかると思うの」妻がソフトに私の頬にキスを繰り返す
「ああ、二人だけであってもいいぞ、答えが見つかるまで抱かれてこい」
「あなた、ありがとう、愛してる」妻は夢中で私の全身を愛撫した。口唇が舌が私の身体の隅々まで舐めつくし無限の快楽が私を包んだ。妻の口の中で果てた時、Nさんと二人で楽しそうにデートする妻を想像していた。
翌朝、Nさんに妻を貸し出したいとメールした。すぐに快諾の返信があった。
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