家の角から風呂場のある方に顔をゆっくりと出しました。
シャンプーなどの香りだけが外まで漏れて匂ってきました。
湯を出したり止めたしする度にボイラーの作動音が繰り返し聞こえました。
風呂場の窓は閉まったままでした。ボイラーの音もやみ少し静寂な時間ができました。
一度、家の正面に回り表から道に出た私は改めて裏路地の方に足を運びました。
そして小屋の裏側からより浴室のある場所まで近寄りました。
微かではありましたが、声という感じでは聞き取れませんでしたが
何かしら嫁が発している(やはり)声?が聞こえました。
予想通り嫁は風呂場で?そう思いました。窓越しに風呂場の中から人影が見えました。
ボンヤリとですが遮断された窓ガラスの向こうに居る嫁の陰で興奮しました。
立ったままシャワーを浴びていると思われる影でした。
時計を見ると8時を過ぎていたと思います。私は計画性や展開を想像することなく
寒さもあてかその場を離れ家に戻ることにしました。 その行動が何も考えていなかった
私には衝撃な事態となりました。それは嫁も同じでした。
玄関に入り部屋まで行くと、嫁はまだ風呂から出ていませんでした。
冷蔵庫から缶ビールを出し一口飲みました。着ていた上着を椅子に掛け缶ビール片手に
部屋の外に出た時でした。 脱衣所から嫁も出て来たのです。
「えっ!帰ってたの?」「今帰ったよ。」と言うと同時に嫁が言った
「帰っていたの?」の意味も違う意味になりました。嫁の手にはあの物体が隠される事無く
どうどうと姿を現し持たれていました。私の手には缶ビールでした。
お互いが警戒心のないまま起こってしまった展開に私も立ちつくしました。
私は今しかチャンスが無いと咄嗟に判断しました。そして縁了なく嫁に声をかけました。
ビックリした表情で「それ。それは何?どうしたんだ?」
当然でしょうが嫁は黙ったままででした。黙ったまま立っている嫁に近づきました。
嫁は慌てて持っている手を後ろに回し僅かながらの抵抗でしょうが持っている物を隠しました。
「手を前に出して。」嫁はかたくなに手を後ろに回したままでした。
私は嫁の腕を掴み強引でしたが手を前に引き寄せました。
すると強引さもあってか持っていた物体が嫁の手から離れ床に飛ばされるように落ちました。
数回ですが落ちた勢いでバウンドしたと思います。 嫁は一言「ごめんなさい。」謝ってきました。
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