ある作戦を計画しました。ありきたりですが翌週末も飲み会だと嘘をつきました。
嘘の飲み会だったので家の近くにある居酒屋で一人呑みをすることにしました。
外はまだまだ寒い季節でした。仕事が終わり家の近くまで戻っていたのは19時を過ぎていました。
何も考えずに家の裏道をコッソリと通り過ぎようと足を運びました。
外はもう暗くなっていました。家の裏路地に入ると借家の我が家からも明かりが漏れていました。
裏路地といっても自転車が通れるほどの細い路地です。普段はほとんど正面の道を使います。
家の裏に近づいた時でした。ボイラーが作動している音が聞こえました。少し足を進めると
裏庭にある小さなプレハブ小屋で隠れた風呂場の窓から明かりが漏れていました。
洗面所と脱衣所の明かりは消えていました。 裏口から中に入り耳を澄ますと横層に湯を溜めていると思われる
音が聞き取れました。もしかして、もう風呂に入るのか?普段は9時も廻り、テレビ番組の内容によっては
10時、11時を過ぎいて入る事もありますから。そもそも一飲みしてから一旦様子を見に帰ればいいと
考えていましたが予想がいでした。しかし、ついでに家の裏を通り正解といいますかラッキーでした。
私は小屋の隅に身をかがめ時間が来るのを待ちました。体は冷え切っていました。ボイラーの設置している場所に移動し
その熱で暖を取りました。小屋に明かりが反射しました。するとボイラーが音を”ボォ”っと音をたて作動しました。
思わず少しビックとしました。熱風が顔の横を通りました。
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