この時点で私の理性のブレーキは少し緩くなっていました。
盆休みも一般的な休日後に遅れて休みを取る事になりました。
健も同じくして休暇に入り帰省していました。あの日から2週間
経っていました。帰省先の健から連絡がありました。「お土産があるのでうが
明日の晩って行っても大丈夫ですか?」でした。大丈夫だと返事はしました。
返事をした後になり健をまた泊まらせる事を考えてしまいました。
嫁には明日、健が来る事を伝え食事の準備もすることにしました。
嫁はまだ何も気付いていない様子でした。私はまた同じことが実行できるかと
頭の中は、そんな事ばかりを考えていました。そして当日になり健にも夕食の事を
途中で伝えました。 19時ごろに家には来れるという事でした。
その時、健には「今晩は内で泊まっていくだろ。」と言っておきました。
嫁にも「今日は健が泊まるかもしれないから。」とだけ伝えました。
その日の嫁は、食事の準備が終わると一番に風呂を済ませていました。
私が想像していた事が一つ無くなりました。嫁が風呂から出た時に健と廊下で遭遇です。
夕方になり健がようやく家に来ました。お土産に、地元の日本酒と菓子を持って来ました。
何時ものようにビールで乾杯をし帰省していた時の話などで時間が過ぎて行きました。
普段はビールがメインで途中で焼酎になる時もありましたが、その日は健の持ってきた
お土産の日本酒に手をつけました。まだ暑い季節は真っ盛りで酒を冷酒で飲んでいました。
嫁も途中で冷酒を口にしました。 少しフルーティーな味わいでした。
かなり飲みやすいと言うか一口の飲む量もゴクリと飲める酒でした。
この酒が理性を大きく壊す薬のような役目になってしまいました。
まずは嫁が先に「今日は飲み過ぎたみたい。だいぶ酔ったかな。」
私と健はビール等なので何時もの飲み方でしたが、酒の量でいえば嫁が一番飲んでいました。
家で飲んでいましたが、確かに今までにない飲み方だったと思います。
嫁もふら付いていましたから。一旦片付けもする中、先に私は汗を流しました。
風呂から出ると、リビングの椅子のあるテーブルに移動し健は飲んでいました。
健に続けてシャワーでもするように勧めると帰省帰りという事もあってか
着替えも持っていたのですんなりとシャワーに向かいました。思えば内でシャワーなり
風呂に入るのは初めてでした。健が風呂に入った後で気付きましたが
テーブルを見ると、飲み過ぎたと言っていた嫁のグラスも有り。
洗い物が終わってテーブルに来るとグイッと飲みほし
「今日は、これで終ね。後はお茶でも飲もう。」軽くそんな事を言っていました。
しかし飲み過ぎたと気付いた時には、思っていた以上に酔いが後から廻ってきた嫁でした。
寝床を準備する嫁が「健君はここでいいよね。」と言ってきました。
とりあえず嫁に任せましたが、酔っている嫁の姿を見いている内にこの後の事を思い描いて
しまいました。そうだ、寝た後にまた同じ展開になるか?
私の想像は、前回と同じ展開が最低のスタートラインでした。
それ以上の展開を考えてしまいました。もっと近くで見せる方法はないか?
※元投稿はこちら >>