健を手招きすると、ゆっくりと寝室に入ってきました。
あえて私は嫁に目を運びませんでした。寝室に入って来た健は
一瞬嫁の寝ている場所を確認しました。敷布団と枕を持って一度
寝室を出ました。私は敷布団を敷いているから押し入れの一番上に有る
タオルケットを取って来るようにと健に伝え一人で寝室に行かせました。
寝室から出て来た健の様子からは嫁の状態に気付いたのは判断が出来ませんでした。
健も寝床につきました。私は、タバコを買ってくると伝え健を一人にすると
いう行動もとってしまいました。 玄関を出て近くにあるコンビニまで向かい
家に戻るまでは歩きだったこともあり20分程はあかかったと思います。
部屋の明かりは消していましたが襖は半分開けたままの状態でした。
健は、こっそり寝室に入って嫁を見ていないか?そのことだけを想像しながら
家に戻りました。健は布団に入っていました。台所の小さな電気をつけタバコを
1本吸い寝室に行くと嫁に変化はありませんでした。それどころか、私が露出させたままの
状態で寝ていました。嫁の横に入る前に私は下に座り込み寝入っている嫁を見ていました。
そんな嫁を見ている内に嫁の状態に健は気付いたのか?もしくは家を空けている間に
見ていないか?思わず私は衝動的な行動をとってしまいました。
健の寝ている枕元に行き声をかけました。「起きてるか?」数回声を掛けると
健が目を開けました。「どうしたんですか?」私は口に人差し指を当て
ジェスチャーで静かにと促しました。そして襖の前まで行き健に手招きをしました。
静かに這う様にしてやって来ました。私は、そのまま嫁の近くまで行き更に健を呼び寄せました。
指示通り健も近づいてきました。 私を嫁を指さしました。健は私が指さした嫁に目を運びました。
ビックリしていました。もしくはビックリした振りをしたのかもしれません。
私は更に嫁の胸元を指さしました。無言のまま私もですが健もジッと嫁を見ていました。
私が寝室から出ると後を追うように健も寝室から出てきました。タバコを手に取り外に出ると
健も出てきました。そして健が「兄さんビックッリしたです。ヤバくないですか?」
確かにヤバイと私も思いましたが、実際にとってしまった行動でした。
私は一言だけ「内緒だっぞ。俺たちの秘密だな。」健は、頷いただけでした。
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