家に帰っても嫁の様子はいつもと同じでした。いよいよ翌日の朝に
なり当日となりました。仕事納めだと言うのにまた新し出来事が
おこるかもしれない日にもなりました。健も近くまで来てくれていました。
健と合流し一旦家まで戻りました。健と色々話をしました。
幾つかの条件を約束に健の携帯を借りる事になりました。
・今までの嫁との会話は削除してから借りる
・私の携帯を代わりに健に渡す
・私の携帯に嫁から連絡がきたら報告する
・嫁のラインだけしか開かない。見ないこと
それらの約束を健としました。そんなやり取りをしている最中に健の携帯に
嫁から連絡が入りました。「今から行って来るね。」でした。
そこは健に返事を送らせました。「気を付けて。」と健は返事を返していました。
暫く健も居ましたが、その間私には何も連絡はきませんでした。
健も寮に戻りました。嫁からの連絡がくるまで落ち着かない気持ちが続きました。
そして突然携帯に着信音が鳴りました。送り主は、私の携帯からでした。
「兄さん、一応僕は街で飲んでます。何か有れば連絡ください。」でした。
私も「分かった。」と返事を返しました。そして、時間も経ちようやく携帯に着信が
あったのはもう22時前でした。嫁からでした。「健君、今からカラオケに行くからね。」
「大丈夫ですか?」と短文を送りました。「大丈夫だよ。また連絡するね。」でした。
また暫く携帯には何も着信がありませんでした。そんな中、健に渡してあった私の携帯から
連絡が入りました。「姉さんから連絡が入りましたよ。転送しますね。」
転送されてきた内容は「今日は少し遅くなるかあもしてないから寝てていいよ。」でした。
健には「分かった。」と返事を返しておくように伝えました。すると直ぐの事でした。
借りていた健の携帯に嫁から連絡がきました。「健君起きてる?この後ね、別の店に飲みに
行くことになった。」でした。時間はもう0時になろうかとしていました。
「もしかして、二人ですか?」「まだ何人か居るけどね。」でした。
その後、30分程してでした。「もうすぐ店を出るの。」「もう店を出るのですか?」
「別の店に行こうって誘われって。」「今度は二人だけですか?」「そうなるね。」
「店って、スナックとか飲み屋ですか?」「そうだね。そんな感じかな。」でした。
もう時間は1時を廻っていました。「とりあえず、もう少しで店を出る事になりそう。」
「かなり時間も遅くなってますが大丈夫ですか?」「そうだね。たぶん寝てると思うから。」
俺は起きてるぞ!と独り言を呟いてしまいました。
続けて嫁から「健君とのこともあってから少し気持ちが変になったかな。けど、健君ありごとう。」でした。
「兄さんは何も知らないんでしょ。今ならまだ遅くないかと。」
「多分、知っていると思う。」「そうなんですか?どうして分かるのですか?」
「それはまた話すね。もう行くね。また連絡するから。」でした。
嫁か言いていた「多分、知っている…」その内容が気になりました。しかし、今はそのことを
考えている時ではありませんでした。過ぎていう時間は、私に妄想と想像を掻き立てる時間を
与えていました。嫁からの連絡が待ちきれずに「まだどこかの店ですか?」とこちらから連絡をしてしまいました。
少しして「今日は飲んじゃったよ。○○○って店で飲んでるけど、もうすぐ店も出るから。」
私は速攻で健に連絡を入れました。「健。まだ街に居るか?」「兄さん。もう帰ろうかと思って連絡をしようと
してたところです。」「今、由香は○○○って店に居るみたいだ。もうすぐ店を出ると連絡があった。
健、その店分かるか?」「タクシーの運転手か誰かに聞いてみます。」
「店が分かりました。今、店のあるビルの前まで来ています。どうしますか?」
「とにかく由香が出てくるのを確認してくれるか。「はい。」
私は、ただ連絡を待ちました。
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