何度かボイスレコーダーを聞いていて
妻と親しげに話していたり
ほめまくっている男性が何人かいるのがわかってきました。
その中でもがんばっているなと思えるのは
コーヒー豆を運んでくる営業の佐竹という男と
妻が「しーさん」と呼んでいる男です。
佐竹は月に2~3回豆を運んできます。
オープン前に来ることが多く二人きりで話ができます。
しーさんは週に3~4回夕方過ぎに来ています。
特に金曜日は長くいるようです。
妻は定休日の日曜日以外に
義母に用事がない限り月曜日が休みで
金曜日も17時までは店に出ません。
夏前の金曜日、会社帰りに店で夕食を食べていると
佐竹が客として来ました。
50前ですが小柄で若く見える感じです。
「佐竹さん来てくれたんだ」と妻がうれしそうに迎えました。
とんかつサンドとビールを注文した佐竹に
妻は他の客より親しげに話をしているように見えました。
BOXには2人と4人の客がいて
カウンターは両端に私と佐竹が座っていました。
二人の親しげな様子を見て
なにかあるかなっと勘ぐった私は
スマホを見るふりをして妻に
「会社でなんだかトラブルがあったみたいだから戻るわ」といいました。
「大変なの?」と妻が聞いてきたので
「いや、大丈夫だと思う。
終わったらそのまま家に帰るよ」といって
ボイスレコーダーを貼り付け店を出ました。
そのまま家に帰ったのですが
妻はいつもと同じくらいの時間に帰って来ました。
あくる日ボイスレコーダーを回収してイヤホンで内容の確認をしました。
21時過ぎころ客が佐竹だけになると
妻が「ねぇ佐竹さん、聞きたいことがあるんだけど」と言い出しました。
「夫がね、男の人は少し色っぽい服装をするだけで
何度も店に通うようになるって言うんだけどどう思います?」
「ああーそうですね
それはあるかもしれませんね。
実際大きなチェーン店で顔採用しているところもあるし
制服が胸を強調する感じのところや
スカートが短めだったりなんとなく距離感が近いところは流行っているように思います」
「へーやっぱりそうなんだ。それも営業努力?」
「そうだと思いますよ。」
「じゃやっぱり若い子がいいのかな」
「そうとも限らないですよ。
変に取られると困るけど
ママさんは・・・なんだろ艶があるし
男心をひきつける魅力があるからいいと思いますよ」
「またぁ~うまいんだから」
「いえいえ、そうじゃなくてなんて言ったらいいのかわかりませんが
最近特にうまいなーって思ってます」
「ふーん、どこが?」
「そうですね、ちょっとしたことなんですが
話し方とか、距離感とかな
男なら魅力的に感じますよ」
「うまいこといいますね」
「そうじゃないですよ
話し方もフレンドリーだし
最近暑くなってきて少し薄着じゃないですか
男なら旦那さんがうらやましいと思うと思いますよ」
「へーー佐竹さんも?」
「そりゃぁそうですよ
僕なんかそんなに若くないからあれだけど・・・」
「そんなことないですよ、佐竹さん若く見えるしいい男じゃないですか」
「ありがとうございます。
じゃ口説いてもいいですかw」
「wwwそれって営業ですか?www」
「いえいえ、半分は本心です」
「ありがと、営業でもうれしいわ
でね、その距離感とかがわかんなくて」
「意識してできるものなんですか?」
「そうですね、キャバクラなどでは営業方法のひとつとして教育しているようですよ」
「そうなんだ、例えばどんなことですか?」
「そうだな・・・
この店でできるかどうかわからないけど
ちょっとこっちにいいですか」
佐竹がBOXに移ったようです
「えっ教えてくださるの?」
「例えばのことでよければ」
妻はキッチンからでると
「今日はもうお客さん着そうにもないし」といって
ロールカーテンを下ろし鍵をかけ看板の明かりを消したようです。
佐竹の横に座ると
「で、どうするの?」
「これはあくまで飲み屋さんでのはなしなので
他の業界のことだと思ってくださいね。
横について話をいろいろ聞くわけですよ
あくまで客にしゃべらせて
その話を面白そうに聞きながら
面白いところでは肩をこうチョンと叩いたり
肩や腕をこう握ったり
一番多く使われるのは
話しながら相手の腿に手をさり気なくこう置くんですよ」
「そんなのでいいの?」
「そうです。
風俗店ではないのでボディータッチはありえないはずなのに
肩や腕や腿を触られるとうれしいものなんですよ。
それがわざとだとわかっていても」
「男の人ってかんたんなのね」
「そうでよ簡単です」
「腿に手を置くだけでいいの?」
「そうですね、うまい子はまずはこうやって膝に近いところに手を置いて
そのまま話を聞きながら時々こうやって笑いながらとか自然に動かして
時々手を離してしまって相手を少しがっかりさせてからまた手を置く」
「うんうん」
「お酒のお代わりを作るときは相手にこうやって少し斜めに体を寄せて前かがみになると
キャバクラだと胸元が大きく開いた服なので
上から少し胸元が見えたりするじゃないですか
それですごく得した気分になるんですよ」
「へーそんなテクニックがあるんだ」
「ママさんの服だと見えないと思うけどちょっと前かがみになってみてくださいよ」
「こう?」
「もう少しこちらに半身になって・・・そうですね」
「見えてない?」
「見えないですよwこの服だとw
それで、時々おしぼりでコップに付いた露を拭くんです」
「手が濡れるもんね」
「それもあるんですが、心理学的に言うと
自分のコップを拭かれると、深層心理では男性のあれを拭かれている気になるそうなんです」
「うそーーーwwwなにそれw」
「いえほんとうにそう教えられているそうですよ」
「へーーーそうなんだ」
「で、大体1時間がセットなので
時間が近づいてくると膝あたりを触っていた手を少しづつ自然に
あくまで自然に上のほうに上げてきたり
偶然触ったようにこうして腿の付け根に近い部分に・・・」
「そうなんだ。でもこんなので喜ぶの?
最終的にはちょっと触ったりするの?」
「しないです、しないですぎりぎりないです」
「それじゃ男の人はがっかりしないの?」
「それがいいんですよw」
「えっ?わかんないなぁ
それもズボンのうえからでしょ?」
「そうですね・・・
じゃ試しに・・・ごめんなさい素足をさわりますね」
「うん」
「こうやって膝あたりに手を置いて話をするでしょ」
「はいはい」
「どうですか?膝に手を置かれてると」
「膝だと・・・なんだろそうかって感じw」
「wwwそうですね。ある程度の関係なら女性でも嫌がらない範囲ですよね」
「そうですね」
「で、話をしながら
じゃママさんの学生時代の面白かった話をしてください」
「えっ面白い話?なんだろ」
「なんでもいいですよ、例えばだから」
「そうですね~
私は女子高に通っていたんですよ
当然女ばかりじゃないですか」
「そりゃそうでしょうねw」
「でね、そうなると男性は先生しかいなくて
すごく人気が出るんですよ・・・おじさんは無理だけどw」
「wwwかわいそうですねwww」
「それで、ファンが付いて・・・先生もその気になる人がいてもめることがあるの」
「そうなんですね、それでママさんも?」
「ううんん、私はそうでもなかったの
でも、素敵だなって思う先生はいて
よく話をしにいったりしたんだけど」
「はいはい」
「それが卒業して会いに行くと本当に普通以下のおじさんでwww」
「www」
「女子高マジックだね」
「女子高って本当にそうなんですねwww」
「そうそう・・・・・・・」
「・・・話しているうちに
こうして少しずつ手を腿の上のほうに位置を変えていくと
ママさんが男なら気が付いていても知らない振りしてるでしょ」
「ああそうかも」
「で、笑いときにこうやって手を意識的に動かして腿に刺激をね」
「・・・・・・」
「で、ごめんなさね、こうやってぎりぎりのところまで来て」
「・・・見えちゃう」
「大丈夫ですよ見ませんから」
「・・・・・・」
「それで、ぎりぎりで止めて
話に夢中になっているふりで
腿に置いた手に力を入れたり
さっきも言ったように笑うときにこうやって手を振動させたりして」
「・・・・・・」
「最後まで直接は触らないで
触らないのが大事で
こうやって刺激だけを・・・」
「・・・・・・」
「ママさんすべすべですね」
「いやん」
「ぎりぎりの意味がわかりますか?」
「・・・ん、・・・」
「もう少しぎりぎりまでね」
「・・・・・・」
「ほんとにきれいな肌ですね。
もう少し(この後が聞き取れませんでした)ください」
「・・・・・・」
「(このあとも佐竹の声が小さくてききとれません)」
「・・・・・・」
「ぎりぎりが大事なわけ・・・わかります?」
「あ、はい。なんとなく・・・
顔がちかいですぅ・・・」
「ここまでがお勉強で・・・ここからは」
「えっ・なに?・・・・うっんんんん」
「ごめんなさい。ママさんの唇が魅力的過ぎで」
「そんなことないよ、もうはなんんんんん・・・
あっだめ!ううんんんん
はあ、あん、あん、あ、あ、あ・・・
もういいよ、値、もういいから・・あ・あん、あん
あっだめ、抜いて、だめなのにあ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
「あたたかいです」
「いや、はぁ、はぁ、はぁあんあんあ、あ、あ、あ、あ」
「ママさん、ぼくのも」
「あ、あ、それはだめなの・・・あん、あん、あん」
「どうしても?」
「どうし・・・てもあっ」
「絶対に?」
「ハアハアはあ・・・絶対にあああうううだめあん」
「じゃ、ママさんの唾をください」
「えっ?無理」
「じゃちんちん出しちゃいますよ」
「だめです!」
「じゃください、ほらもっと上に来て」
「おいしい」
「いや・・・」
妻が立ち上がる音がして二人は離れたようです。
「もう佐竹さん変態!」
「普通ですよ、ご主人とはしないんですか?」
「するわけないでしょw」
「ええーそうなんだ、ぼく変態?」
「そうです!」
「ごちそうさまでした・・・いろいろ」
「ばかw今日だけだから・・・」
「そんな、また飲ませてくださいよ」
「いやです」
「ビールですよ
何と思ったんですかw」
「しらない」
「じゃ帰ります」
「ありがとうございます。変態さん」
「そうだ、さいごに」
「なになにんんんんんこらんんんん」
「唾出して」
「でないよ・・・」
「おいしいです」
「はい、おわり!」
「ごちです」
「変態!」
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