沈黙も続きました。 嫁は「一旦、シャワーを浴びてくると言って席を離れました。」
一人になった私は、あの切っ掛けとなった出来事から1年以上が過ぎている実感と
現在に至る変化、そして今ある現実を整理するように思い返し考えました。
私だけでなく、嫁も変わっていく現実にも、正直なところ自分が撒いた種にも関わらず
どう処理したらいいのか分からなかったのも事実でした。
嫁がリビングに戻って来ました。 嫁が携帯を手に取ると私に渡しました。
嫁「これ、約束した健さんとの会話。 先にこれを見てほしい。いい?」
私「分かった。見させてもらうよ。」
嫁「前に居ない方がいい? 寝室に行っていようか?」
私「いいよ。ここに居て。」 私は嫁から渡された携帯に目をやりました。
男との会話は、日増しにですが嫁に求める欲望を語っていました。 嫁も同じくして
男からの欲望に対し嫁なりの返事やアクションを取っていました。
二人の過程を知るにつれ、読んでいるラインでの会話が官能小説の短編を読んでいる
かと思うほどの錯覚をしてしまいました。
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