翌日、義父母が飛んできて、俺と妻に詰め寄りました。
「お前、元彼と不倫なんて本当なのか?言わされただけだろ?そうだ、君も、なんか証拠でも掴んだのか?」
妻は俯いて、
「本当よ・・・」
とポツリと呟きました。
「しかも、昨日は子宮に精液を注がれて帰ってきてましたよ・・・」
「本当なのか?」
「馬鹿者っ!」
頷いた妻に平手打ちが飛びました。
中出し子作り不倫をご近所に公表しないことと、生まれてくる子供の父子関係不存在証明に協力する代わりに、妻に慰謝料500万円吹っかけました。
妻の実家で500万円の慰謝料を用意したので、円満離婚でなければ妻は元彼と再婚できないことを知る私は、元彼にも500万円の慰謝料を要求しました。
元彼と結婚したがった妻のために、妻の実家はもう500万円を用意して俺に支払いました。
妻との結婚生活はたった3年で幕を下ろしました。
子供がいなかったのが、幸いだったかもしれません。
私は再び30歳で独資に戻りましたが、私が離婚したことが知れたら、庶務課の25歳の真理という女性が告白してきました。
都会の大学を出た元妻より垢抜けない女性でしたが、嘘が付けなさそうな純朴な女性でした。
「好きになった時には彼女さん・・・その・・・別れた奥さんがいて、そのまま結婚しちゃって・・・でも、ずっと好きだったんです。あっ!でも私、別れろなんて念じたりはしてませんよ。」
なんだか嬉しくなって、付き合い始めました。
純朴すぎて世間知らずなところもある真理でしたが、25歳だといのに男性経験がなく、私は、真理の処女をもらったその場でプロポーズしました。
25歳の処女・・・元妻ほど美人じゃなくても、この純朴な真理を私好みに染めて喘がせたいと思いました。
スレンダーで洗練された美形の元妻と比較しては悪いですが、真理はムチムチ体形で田舎くさい女性です。
それだけに骨っぽい元妻より抱き心地は柔らかく、ペニスも包み込まれるようなまったりした感触でした。
快感を我慢できずに洩らす喘ぎに恥じらいながらも、シーツを握りしめて仰け反らざるを得ない快感に泣き出しそうになる可愛い真理に夢中になっていきました。
普段は気立てが良く、決して美人ではないですが、見た目が実年齢よりかなり幼く見えるところが可愛らしくて、離婚から1年で再婚しました。
恥ずかしがり屋の真理とのエッチな夫婦生活はとても楽しく、子供も二人産まれて幸せな生活が続き、今年、結婚10周年を迎えました。
すっかり元妻のことなど忘れていた私でしたが、先日、あるところでバッタリと出くわしました。
「あっ・・・お前か・・・」
「ご無沙汰してます・・・奥さん、お元気ですか?」
「俺が再婚したの、知ってたのか?」
「随分とお早い再婚でしたわね・・・奥様、とってもあなたのことがお好きでしょう?奥様のご家族のこと、お調べになったんでしょ?」
「え?何を調べるって?」
「奥様のお姉様、私が不倫した元彼の元奥様よ・・・つまり、私と元彼の過去もお姉様から聞いていれば、お姉様が離婚した時点で私と元彼を引き合わせれば・・・あなたを奪える・・・しかも合理的に・・・純朴そうな顔してしたたかな女ね。あなたの奥様・・・」
「お前は、俺を不幸にしたいのか?」
「元彼が離婚したこと、私に匿名の手紙で知らせてくれたの、あなたの奥様だと思うのよ。だって、そんなことして得する人、あなたのことが好きな人だけでしょ?」
俺に元妻の不倫を知らせた匿名の手紙・・・もしかしたら・・・そんな事を考えてしまいました。
「お帰りなさい。あなた・・・」
純朴な笑顔で迎えてくれる真理を抱きしめながら、元妻の言葉が頭を過りました。
このところずっと、気になって仕方ありません。
真理は、純朴を絵に掻いたような真理は俺と元妻を離婚させる策略を講じたのでしょうか・・・確かめる術はありません。
元妻はどうして今頃私にそんな話を・・・あれから動揺が止まりません・・・
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