【家族会議】
真と聖との話合い?も、夕方までには終った。
後は、どんな幕張き(謝罪)をしてくるか、楽しみだが、問題は、家族の事である。
まぁ~、希と孝司は離婚して当たり前…問題は、私、妻、麻季、希である。母親の愛情を知らない娘と、父親の愛情を知らない娘、自分で選んだ道ではない。親の身勝手でなってしまった…
居間に家族が揃った。めいめい、これからの展開について、どうなるか不安であろう…
「こうしていても、ラチが開かない。みんなの意見を聞きたい…」
「私は、こんなバカ野郎とは別れるから…それでいいよね、た・か・し・さ・ん」
「はい…しょうがいです」
「しょうがないってなによ、どこまでばかなの」
とにかく、孝司は自分だけが悪くないという考えだ。浮気は一人では出来ない、妻も、というような事が見え見えの話しぶりである…
もう、孝司の言い訳を聞いているのも限界…
立ち上がり、詰め寄ろうとしたとき、妻が…
「あなた、ちょっと待って…孝司君、私があなたや真君、聖君に抱かれていたのは、あなたたち必ず、旦那言うぞとか、家族がばらばらになってもいいのか、とか言ってたよね、だから私は抱かれていたのよ。私には…家族が、家族が…」
このあとは、涙で言葉にならなくなった。
「お母さん、もういい…無理やりと言っても、何回も…」
「麻季、優子さんは…家族を壊したく無かったのよ。そのために我慢して…そりぁ~感じてしまうこともある、女だからね…でもね、体は許しても、心は許してない。処女と童貞同士じゃないし、なによりも、このバカ野郎たちから、家族を、麻季を守りたかったのよ…」
一気にまくし立て、泣き崩れてしまった…
「もういい…お前たちの考えはわかった、これからどうするかだ」
続きはあとで…
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