今日子さんの口から出て来た言葉、人物は私でした。
今「隆さん」 えっ!俺? それも普段というか今も話をしていて私の事は
”ご主人”としか言わなかった今日子さんから名前で言われたので、余計に動揺してしまいました。
私「俺?」嬉しかったが、動揺と恥ずかしさで思わずこんな返事しかできませんでした。
今「本当」
私「ありがとう」 会話にならない返事のやりとりでした。
今「いつも奈津美から、ご主人の話を聞いていて羨ましく思っていました。いつしか私も気付けば
ご主人の事を想像していました。 終わった後は、いつも奈津美に罪悪感が生まれていて…」
私「分かったから」 私も、これ以上は今日子さんに言わせるのが可哀想に思えてきて話を受け止めました。
今「ごめんなさい。 私、何でこんな事を言ってしまったんだろう」
私「謝らくていいから。」 電話の向こうで今日子さんが泣いているのが分かりました。
今「私、今日どうかしてるね。 ご主人と変な事になろうとか、奈津美から奪い取ろうとか思っている訳じゃないの。
ただ、本当の事を言ってしまっただけだから」 今日子さんの、その言い方が私には心に沁みました。
少しでも私に出来る事をしよう。しかし、自分自身ブレーキを掛けれるのか自信がありませんでした。
奈津美さんの言った事を純粋に考える自分と、やらしい事を考える自分の二人がいました。 現に、今日子さんを妄想して
興奮していたのですから。 こうなれば、今日子さんだけに思っている事を話させるのじゃなく。今日子さんだけに恥ずかしい
思いをさせないでおこう。 私も、今考えている事、聞きたい事を今日子さんに話そうと決心しました。
私「今日子さんは今どんな気持ち?」
今「全てじゃないけど話をして、スッキリした」
私「今日子さんの話を聞いて、俺も変な気分になったよ」 正直に伝えた
今「私も、まだ変な気分です」
私「俺は正直、興奮したよ」
今「私もです」
私「俺の事、想像してる?」
今「少し」
私「どんな想像してるの?」まるで、いつも嫁に聞いているかのような問いかけをしました。
今「優しく肩を抱いてくれている事」
私「いつも俺を想像している事を言ってごらん」
今「恥ずかしいです」嫁と同じでした。
私「今日は、全部聞いてあげるよ」優しい言葉をかけました。
今「今、話すのですか?」
私「いやなら無理にとは言わないよ。今日子さんが話したければ言えばいいよ。」
今「いつも私が想像していることは……」 少し沈黙があた。
今「いけない事を想像しています。それでもいいですか?」
私「話してごらん」
今「初めは、優しく肩を抱いてくれます。 そして、優しくキスもしてくれます。そして……」
私「俺も今、今日子さんの肩を優しく抱いている事を想像したよ」 今日子さんの想像する話を聞き
私も、その想像を私なりに妄想しました。
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