「あっ? ぅん? ほな 今からぁ 仕事着<ボウリングウエア> 取りぃ 行くねん、」 「ぃ 今から じゃなくてぇ いいよ もぅ 遅いしぃ あした 俺 早いしぃ、」 結納の儀式をしてからは、奈恵に対して、自分の事を「俺」とか言って強がった風にして居ました。
「あさって<土曜日>の夜 [ファイン]<ラブホ>に行こっ!?」、「 ? えっ・・? 」
「はぁー!? [ファイン!? 」
そんな、いつも奈恵のアパートで、好きなだけHして(させて)いるのに何故、また今更、「ラブホテルで おsex様 させて! (o^o^o) 」と、お腹を空かせた子どもの様に、(待ちきれない)みたいな事を言うのか?
「 (;-_-+ ぅ~ん!」 奈恵の、怒りにも似た感情が溢れているのが見て取れました。
綺麗に進化したラブホテルと言えど、そこに着いて来る嬢は、男からすれば(好き子)と取る時代でしたし、(あやしい、?関係)のカップルが利用するものでした。
女性雑誌では、<city hotelと比べても 見劣りしない LOVE-HOTELの設備とサービス><一度は泊まってみたいLOVE-HOTEL>等々、時代を先取りした特集が組まれてはいたと思います。 が、<身体>まで先取りした女性は、まだ少数だったと思います。
「アホッ! ぅん 分かったねん!」 怒りの中に、期待と不安の混じった表情を浮かべた奈恵の返事でした。
(よしっ!) また何時ぞやと同じで、心の中でガッポーズをしていました。 成り行きでしたが、本来なら、恋愛中に済ましたかった行事みたいなものでした。
婚約はしたものの、奈恵と久し振りに行くラブホに、心躍らせている僕でした。
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